年末恒例の大掃除。実家ならまだしも、一人暮らしの場合はさほど広くもないし、何もしないまま帰省するという人もいるだろう。
しかし今年は新型コロナウイルスの影響で帰省しない人も少なからずいるはず。「今年は大掃除をやる」という人のために、大掃除のコツを掃除のプロに聞いた。
重要なのは「プラン作り」
大掃除はどのような手順で行ったらいいのだろうか。ハウスクリーニングの「おそうじ本舗」を展開するHITOWAライフパートナー(東京都港区)の技術アドバイザー・尾崎真さんに話を聞いた。
まず、大掃除で重要なのは「プラン作り」。掃除を始める前に、尾崎さんは次の手順で計画を立てることを推奨している。
(1)大掃除する場所を洗い出す
年内に大掃除をしておきたい場所をすべて書き出す。高くて手が届かないところ、物をどかさないと掃除できないところなどを明確にしておくと、スケジュールが立てやすくなる。
(2)どうやって掃除するか考える
それぞれの場所に合った掃除の方法を調べ、必要な道具をリストアップする。
(3)掃除の順番や、取り掛かる日程を決める
どこから手を付け、何を同時進行するかなどの段取りや時間配分を計画する。「効率のいい順序」にするのがポイント。
(4)スケジュール表を作る
一人暮らしに限ったことではないが、掃除の基本は「上から下へ」「奥から入口へ」。天井→電気→家具、最後に床というように、上から下へホコリを落としていくようなイメージだという。
「入口からお掃除を始めてしまうと、ホコリが舞ってしまいます。寝室→リビング→玄関など『奥から入口へ』汚れを家から追い出すようにお掃除しましょう」(尾崎さん)
掃除する場所・モノは大きく分けて、部屋、トイレ、風呂、キッチン、ベランダ、玄関、窓(網戸・サッシ)、エアコン。それぞれの掃除方法を見ていこう。