中田敦彦はとにかく「藤森慎吾」は大丈夫? オリラジ吉本退社で心配されてしまう

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   吉本興業は2020年12月28日、「オリエンタルラジオ」の中田敦彦さん(38)と藤森慎吾さん(37)について、31日でマネジメント契約を終了すると発表した。

   声明文によると、退社理由については、「2人の意向を最大限尊重し、この度、合意によりマネジメント契約を終了する」と説明。併せて、「2人の新しい環境での活躍を応援してまいる所存です」「引き続きオリエンタルラジオへのご支援を賜りますようお願い申し上げます」と、円満退社であることを公表している。

   人気お笑いコンビの突然の退社の一報にネット上は騒然。ファンからは「心の臓がドキドキしてる」と驚くツイートが上がる一方、「『かっこいい!!』と思います。応援してます」といった、2人の決断を支持するとする声も上がるなどしているが、それに併せて上がっているのが、「オリラジの二人は独立しても大丈夫だよな?」といった、2人の独立後を心配する声だ。

  • 「PERFECT HUMAN」を心配する声は少ないが……
    「PERFECT HUMAN」を心配する声は少ないが……
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今後、2人が「干される」可能性はあるのか?

   これまで、大手芸能事務所を退所した芸能人に関しては、独立後に勢いを失うと、「元所属事務所に干された」「テレビ局が忖度して使わなくなっている」といった声が視聴者からまことしやかに上がってきたのは事実。実際、2019年7月には公正取引委員会がジャニーズ事務所に対し、稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人を出演させないように、民放テレビ局などに対して圧力をかけていた疑いがあるとして注意を行った際には、「それ見たことか!」といった反応が視聴者から上がったことは記憶に新しい。

   そして今回のオリラジの独立には、やはり、前述のような「オリラジ大丈夫か」といった同様の声が。確かに、吉本興業といえばジャニーズ事務所に並ぶ大手芸能事務所である。また、仮に「干される」ことはなくとも、大手事務所の営業力を失うことは、普通ならば「マイナス」だ。

   とはいえ、今回の独立は「円満」なものとみられている。また、前述の元SMAPの3人がそうであるように、近年ではYouTubeやSNSなどを活用し、大手事務所の力や、テレビ出演に頼らずとも、芸能界で存在感を示し続けられる例は少なくない。

   以前のような「大手事務所を辞める→干されて消える」というような単純な図式は、あまり心配する必要はないのではないか。

藤森さんの活動が見えてこない!?

   ただ、そのような声に交じって目立つのが、「中田はともかく藤森は大丈夫なんか...」といった、中田さんは問題ないだろうとしつつ藤森さんを心配する声だ。

   実際、2人はテレビやラジオの仕事がなくなったとしても、共にYouTubeチャンネルやSNSを持っている以上、前述のようにネットを舞台に活躍できる状況だ。

   ただ、そうは言っても、中田さんについては「中田敦彦のYouTube大学」での「講義」が大きな注目を集めることが多いのに対し、藤森さんのチャンネルは再生回数こそ中田さんに見劣りしない一方、チャンネル登録者数は中田さんが333万人に対し、藤森さんは50万人(共に2020年12月28日19時時点)と、約6.7倍もの差がついている。

   また、その配信内容についてはバラエティー番組的なものが多く、「キャラ立ち」や「他のお笑い芸人のYouTubeチャンネルとの差別化」という点においては弱い点がある。テレビでの活動を縮小させている中田さんに対し、バラエティー番組や俳優としての出演など、テレビでの活動の比率が高い印象があるのも、藤森さんの「今後」が心配される要因だろう。

藤森さんには「新境地」が必要!?

   また、藤森さんは長期的に見ると、1点の不安を抱えていると言えるだろう。それは、「若手お笑い芸人とのキャラかぶり」である。

   実は、藤森さんについては以前から、「EXIT」の兼近大樹さんとの「キャラかぶり」が指摘されているのだ。これは藤森さん自らも自虐気味にネタにしているし、最近ではチャラ男路線を抑え、俳優活動などで今までとは違ったキャラクターを見せつつあるものの、まだまだチャラ男イメージから抜けきれないのも事実。

   一方の中田さんだが、前述の「中田敦彦のYouTube大学」以外にも、自身のブランドである「幸福洗脳Tシャツ」の販売はもちろん、「PERFECT HUMAN」としての立場を確立しており、「キャラ立ち」の面では一枚上手であると言える状況だからだ。

   事実、藤森さんについては前述のものの他にも「中田は分かるが藤森は大丈夫か?」といったツイートも散見される状況。ということは、今後、藤森さんは現在とは違う「新境地」を確立することが、ファンの動揺を鎮めるための最短経路となりそうだ。

   (J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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