「お母さん食堂」名前変えてと署名活動 ファミマ「貴重なご意見」取材に回答

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   ファミリーマートの商品ブランド「お母さん食堂」について、名前がジェンダーの固定観念を据え付けるとして、ネットで変更を求める署名活動が行われ、論議になっている。

   ガールスカウト日本連盟によると、連盟のプログラムに参加した女子高生らが始めたという。ファミマでは、「貴重なご意見として受け止めております」などと話している。

  • 「お母さん」役は香取慎吾さんだが…(写真は、ファミマの公式サイトから)
    「お母さん」役は香取慎吾さんだが…(写真は、ファミマの公式サイトから)
  • 「お母さん」役は香取慎吾さんだが…(写真は、ファミマの公式サイトから)

商品ブランド名がジェンダーの固定観念を据え付けると考え

   「食事を作るのはお母さんだけですか?」。連盟が2020年12月25日に出したプレスリリースによると、兵庫県、京都府、岡山県の女子高生3人は、こう問題提起している。

   3人は、「性別によって役割を決めつけることがない社会をつくる」として、「今、私たちが変えないと、未来は変わりません」と活動の趣旨を説明した。「食堂プロジェクト」を名乗って、ネット署名サイト「change.org」で、「ファミリーマートの『お母さん食堂』の名前を変えたい!!!」と題して署名を募っており、31日までに1万人が目標だとしている。

   きっかけは、3人が19年夏にジェンダー平等を考えるプログラムに参加したことで、商品名が固定観念を据え付けると考えたという。ガールスカウト日本連盟は、活動に協力するという形を取っている。

   このことが27日に一部のネットニュースで報じられると、ツイッター上などで、様々な意見が寄せられた。

   「こうした呼び名がジェンダーバイアスを再生産し、女性たちを苦しめている」などと活動に賛同する声も寄せられた。一方で、活動への異論も多く、「言葉狩りだろう、これ」「母親という存在にリスペクトの意味をもたせているだけ」「何でもかんでも男女差別に結び付けるな」などと書き込まれている。テレビCMで慎吾ママこと香取慎吾さん(43)が「お母さん」役をしていることから、ジェンダーのバランスも考えられているとの指摘もあった。

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