今夏放送された人気テレビドラマ「私の家政婦ナギサさん」(TBS系)が2020年12月28日6時から、ディレクターズカット版として1日で全話分を一挙放送しており、大胆な番組編成がインターネット上で話題をさらっている。だが、録画しようと準備していた一部視聴者に「落とし穴」があったようだ。
一部の録画機器では、12時間超の連続録画ができない仕様になっているためだ。TBSの番組表を見ても、「わたナギ」の一挙放送は間断なく12時間30分続いている。
朝6時から一挙放送
7~9月に放送された「わたナギ」は、製薬会社のMR(医療情報担当者)として仕事は抜群、しかし家事はからっきしという相原メイ(多部未華子さん)のもとに、スーパー家政夫の鴫野ナギサ(大森南朋さん)がやってきて始まるハートフルラブコメディー。当初ナギサさんの存在を受け入れないメイだったが、悩みや相談を聞いて励ましてくれるナギサさんに徐々に心を開いていく。
全9話平均視聴率は15.1%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録する人気で、TBSの火曜ドラマ枠として「逃げるは恥だが役に立つ」(16年)の14.6%を抜いてトップに立った。最終話の視聴率は19.6%、最終話後に2時間の特別編も放送された。
そんな人気ドラマのディレクターズカット版が年の瀬の朝6時から一挙放送。平日でまだ仕事納めを迎えていないファンもいるだろう。ツイッターでは放送前夜や当日朝から、
「明日までに12時間半録画できるよう容量確保せんと!! ナギサさんのために!!!」
「朝から『わたナギ』♪仕事だから観れないけど、録画するんるん ディレクターズカット版楽しみ!」
「あれっ家政夫のナギサさん再放送してる! 今日仕事納めなので7時過ぎに家を出なければならん、録画して帰宅後見ようっと」
などと録画をスタンバイして心待ちにするファンの声が続々とあがっていた。