渡部建の顔描いた?風船だけ「破裂」 王様のブランチの演出に「いい大人がやることでは...」

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   土曜昼の情報番組「王様のブランチ」(TBS系、以下:ブランチ)の演出をめぐり、波紋が広がっている。

   2020年12月26日に放送された番組では、かつて総合司会を務めていたアンジャッシュ・渡部建さんとみられる人物の顔が描かれた風船のイラストが空に舞い上がり、破裂するという演出が見られた。ツイッターユーザーからは「胸糞悪すぎる」「いい大人がやることではない」と批判的な声が聞かれた。ロンドンブーツ・田村淳さんも、YouTubeチャンネルで番組が置かれた立場に理解を寄せつつ、今回の演出には否定的な姿勢を示している。

  • 12月3日に行われた記者会見で、会場を後にする渡部建さん(2020年撮影)
    12月3日に行われた記者会見で、会場を後にする渡部建さん(2020年撮影)
  • 12月3日に行われた記者会見で、会場を後にする渡部建さん(2020年撮影)

出演者は演出に言及せず

   渡部さんは17年4月にブランチの総合司会に就任。20年6月に自身の不倫問題が発覚して以降は出演を自粛し、12月にはスポーツ紙が渡部さんの番組降板を報じている。12月28日現在、番組公式サイトから渡部さんの名前は消されている。

   年内最後の放送となった26日のブランチは、渡部さんの相方・児嶋一哉さんがスタジオに登場。自身も出演したテレビドラマ「半沢直樹」(TBS系)の魅力などを振り返った。番組エンディングでは総合司会の佐藤栞里さんが「一年ありがとうございました」と頭を下げると、色とりどりの風船のイラストが上空に舞い上がっていくという演出が見られた。

   しかし、そのうち一つの風船には渡部さんらしき男性の顔がうっすらと描かれ、ほかの風船が空に舞い上がっていく中、その風船のみが途中で「破裂」したのだ。このとき、スタジオの出演者たちは「よいお年を~」と視聴者に向けて手を振っていたが、演出に言及する人は一人もおらず。このまま番組は終了した。

   注意深く見ていないと気づかないような演出だったためか、当時番組を見ていたと思われるツイッター上の視聴者からは「いま風船に一瞬だけ渡部の顔が映った?」「渡部いたよね」と半ば疑うような声も聞かれた。その後、このシーンの画像や動画が拡散されると、「胸糞悪すぎる」「いい大人がやることではない」「いじりじゃなくイジメ」と演出に対する批判的な意見が多く聞かれるようになっていった。

「飛んで行って、割れなくてもいいんじゃないか」

   この演出を見たロンドンブーツ1号2号の田村淳さんは27日、YouTubeチャンネル「ロンブーチャンネル」で言及。動画タイトルは「アンジャッシュ渡部くんへ、『王様のブランチ』何故あの演出!?」だった。

   淳さんは「急にメインMCがいなくなって、それを切り盛りする演者さんとかスタッフさん、スポンサーさんは大変迷惑を被ったと思う」と、一連の騒動を受けて番組が置かれた状況に理解を示した。その上で、

「渡部くんがやったことは番組として許せないことだったかもしれないけど、そういう形で渡部くんのことをイジるっていうのは、なんかちょっと違うような気がするなと思いました」

   と、演出には懐疑的な姿勢を見せた。

   また、「もしかしたら番組の愛情だったのかもしれない」と制作側の意図を想像しつつ「僕が渡部くんだったとして、家であの放送を見ていて、最後自分の顔が映っている風船が割れるっていうのを見たら、どんな気持ちになるんだろうな」「これが渡部くん復帰への道を示しているんであれば、そのまま風船は飛んで行って、割れなくてもいいんじゃないか」とも語った。

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