YouTuber市場のメリット・デメリット
NiziUのSNS活用術は、インスタグラム・YouTube・ツイッターを重視する日本のタレントとは異なるようだ。日本では昨今はアイドル・お笑いタレント・元スポーツ選手に至るまでこぞってYouTuberデビューが相次いでいるが、これについて井上氏は「YouTubeでは長尺の動画を投稿でき、収益化できるメリットもありますが、新規参入者は数多あるタレントのコンテンツに埋没してしまう恐れがあります」と指摘する。
インスタグラムは「30~40代のユーザーが多く、TikTokのメインユーザーとは年齢層が異なります」と話した。となると、既に日本でも多くのアイドルグループがしのぎを削る中、知名度を上げるべく競合の少ないTikTokを選んだのも自然な理屈だろう。
まずは日本で順調なデビューを果たしたNiziUだが、日韓ローカルにとどまらない、長期的な戦略をJYPエンターテインメントは練っており、TikTokの「うさぎダンスチャレンジ」はほんの一端にすぎないのかもしれない。
(J-CASTニュース編集部 大宮高史)