「桜を見る会」問題で安倍晋三前首相が国会に登場し、菅義偉首相も陳謝した2020年12月25日、その菅氏会見のまさに真っ最中に、NHK・Eテレの人気番組「ねほりんぱほりん」が行ったツイートが反響を呼んでいる。
安倍氏は25日、衆参両院の議院運営委員会で与野党の質疑に応じ、また菅氏もその後行われた記者会見でこの問題に言及、過去の答弁が事実と異なっていたことを陳謝していた。
「意味深」、「タイムリー」、「攻めてる」
「ねほりんぱほりん」は、聞き手の山里亮太さんを「ねほりん」、YOUさんを「ぱほりん」というモグラに、顔出しNGのゲストをブタのぬいぐるみに「変身」させて、ディープな世界を根掘り葉掘り聞きだすトーク番組だ。番組公式アカウントは、菅首相の会見が終わる19時前にこんなツイートを投稿した。
「2016年10月12日放送『元国会議員秘書』に出演していただいたミナミさんのお言葉です」
この投稿には画像が4枚添付されており、元国会議員秘書のミナミ(仮名)さんの発言の要点がテロップでまとめられている。
「どんな仕事をするの?
秘書は議員の外付けハードディスク 検索エンジン」
「『これもやるの!?』と思った仕事は?
政策から洗濯まで」
「選挙に向けてどんなことするの?
葬式は何十票分の価値 それが葬式チャンス!」
中でも波紋を読んだ発言が記された画像は、4枚目。
「耐えがたいこととかなかった?
国会議員秘書にミスということは存在しない」
首相主催の「桜を見る会」の前日に安倍晋三前首相の後援会が「前夜祭」として開いた夕食会の費用を補填(ほてん)していた問題について、安倍氏は自らの関知しないところで秘書が行ったと説明している。
そのために「ねほりんぱほりん」視聴者からは今回の投稿について、「意味深」、「タイムリー」、「攻めてる」といったコメントが寄せられた。
2016年10月12日放送「元国会議員秘書」に出演していただいたミナミさんのお言葉です。 pic.twitter.com/kKVE5Lxr7R
— NHK ねほりんぱほりん (@nhk_nehorin) December 25, 2020