「これほど記者クラブの存在に幻滅したことはない」
まさしく"疑惑のデパート"の様相を呈し、会見では詰問が続いたが、SNS上では
「茶番すぎる」「国民が聞きたいことをもっとしっかり聞いてほしい」「これほど記者クラブの存在に幻滅したことはない」「記者から鋭い質問もあったけど、ぜんぜん答えてない」
と不満げな書き込みが相次いだ。
新聞記者の「今後、自民党内が安倍前総理の再登板を求める声もあると思うんですけど、こういった声にはどのようにお応えされますでしょうか」との質問に対しては、「質問聞いた時、失笑だった」「これ聞いた時この会見やらせだなと思いました」「再登板とか質問がでる会見もうだめだね」とあきれ気味の様子だ。
立憲民主党の蓮舫参院議員も「(総理大臣への)再登板は?」と聞いた記者がいました...」と同調し、戦史・紛争史研究家の山崎雅弘氏は「質問ですらない『応援コメント』を寄せていた。日本の政治報道の堕落は底が抜けた」と厳しく非難した。
前東京都知事の舛添要一氏は「法的には決着だが、政治的責任を国民がどう判断するかだ。ポピュリズム下では世論が去就を決めるが、これで安倍氏の首相再登板は不可能になったようだ」との見立てを示している。
なお、安倍氏は再登板について「まずは私自身が真の意味で国民の信頼を回復するために努力を重ねていかなければならない」と否定しなかった。
安倍氏は明日25日にも、国会での説明を予定する。