アニプレックスは2020年12月24日、年末特番「Fate Project 大晦日TVスペシャル2020」に関する続報を発表した。
これによって2日に公開されていたティザービジュアルの全貌が明らかとなり、ファンの間では「カーニバル・ファンタズムきた!」と確信に近い声が寄せられている。
「長らくおまたせしたけれど、カーニバルはじまるよ」
アニプレックスは12月31日、TOKYO MXやニコニコ生放送などで「Fate Project 大晦日TVスペシャル2020」の放送・配信を行う。TYPE-MOONが展開する伝奇活劇メディアミックス作品群「Fateシリーズ」にゆかりの声優たちを招いて、同シリーズについて語り明かすという。
今年は大人気スマートフォン向けゲーム「Fate/Grand Order(以下FGO)」の完全新作ショートアニメも放送すると、2日にティザービジュアルとともに発表した。これには飲食店のカウンターのような風景が描かれており、机の下からキャラクターの後頭部らしいものが少しだけ映っていた。一部ファンの間では、この場所に目星がついていたようだった。
24日の続報では、キャラクターが正面を向いたビジュアルとコメントが公開された。これを受けてファンからは、「TYPE-MOON」関連キャラクターが多数登場するクロスオーバー的なギャグ作品「カーニバル・ファンタズム(以下カニファン)」のFGO版が始まると、確信を持った期待の声を寄せている。
きょう公開されたキャラクターは、かなりデフォルメされた絵柄で描かれ、猫耳が生えた、TYPE-MOONシリーズの登場キャラ「ネコアルク」風のもの(現時点で正体は不明)。何よりファンが強い確信を持ったのは、このビジュアルに添えられた下記の文言だ。
「長らくおまたせしたけれど、カーニバルはじまるよ」
背景については、シリーズのクロスオーバー作品の舞台として使われてきた喫茶店「アーネンエルベ」ではないかと考察されている。
「またランサーが死ぬのか...」
ツイッター上では「カニファン」、そしてそれに関連して「ランサー」といった単語がトレンド入りを果たした。
「カーニバル・ファンタズム」は、ネット用語などを解説するウェブサイト「 ニコニコ大百科」ではこう評される。
「アニメとしての内容は題名の通りお祭り、そして暴走と悪ふざけとやりすぎの産物。本編キャラ同士のギャグストーリーが主であり、シリアス部分は基本的に無い」
つまり今回のファンによる「カニファンきた!」には、こうした「おふざけ展開」が来るだろうという期待があるものとみられる。
また同作の中でも有名なのが、「ランサー」と呼ばれるキャラクターが(不謹慎ながら)コメディチックに幾度も死んでしまうことである。その場に立ち会ったキャラクターが発したセリフ「ランサーが死んだ!」は、やはり不謹慎ではあるがファンの間で語り継がれる名台詞となってしまった。
FGOにも「ランサー」と呼ばれるキャラクターが複数登場しており、ファンからはさっそくその身を案じる声が寄せられている。
「2020年、FGO版カニファンで『ランサーが死んだ!』『この人でなし!』が出るんじゃないかと期待してる」
「今年もランサーが死ぬのか」
「ランサーくんFGO版カニファンだと何で死ぬかな?(死ぬ前提)」
「Fgo版カニファンでどのランサーが死ぬんだ」