三菱UFJ銀行の頭取に、三毛兼承氏に代わって、取締役常務執行役員の半沢淳一氏(55)が抜擢される方針だと、日本経済新聞・共同通信などが2020年12月22日、報じた。
SNS上では「ドラマかと思った」「半沢直樹がついに頭取に!」と、銀行マンを描いたドラマ『半沢直樹』(TBS系)になぞらえて盛り上がる人が続出している。
「爽やかで優秀な方です」
人物データベースによれば、半沢氏は1988年に三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)に入行。14年に49歳で執行役員に上りつめ、19年にCCO(コンプライアンス統括部・グローバル金融犯罪対策部担当)に就任した。
「半沢」「三菱銀行」といえば、ドラマ化もされた池井戸潤氏の小説『半沢直樹』が思い出される。主人公は東京中央銀行(旧産業中央銀行)に勤めるバンカー・半沢直樹。池井戸氏は1988年に三菱銀行に入行し、95年に退職している。
北日本新聞の20年10月5日付記事によれば、富山銀行の中沖雄頭取の話として、「主人公の半沢は、池井戸さんと同期入行の半沢淳一さんの名前を借りたのではないかと言われています。私はみずほ証券時代に、半沢さんと名古屋で共に仕事をしたことがあり、今も付き合いがあります。ドラマの半沢直樹のようにぎらぎらはしていないけれど、爽やかで優秀な方です」などと紹介されている。
日経の記事を受けてSNS上では「ドラマかと思った」「半沢直樹がついに頭取に!」と話題を集め、「三菱UFJ銀行」「半沢直樹」「三菱銀行」「池井戸潤氏と同期」「人気ドラマ」「半沢さん」など関連ワードがトレンド入り。
さらに、取締役副頭取執行役員の一人が堀直樹氏という点も注目され、「新頭取の半沢淳一と取締役専務執行役員の堀直樹で半沢直樹になる」「この半沢さんと取締役の堀直樹さんの名前から小説の主人公の名前が誕生したと噂されています」といった反応が上がっている。