元AKB48の前田敦子さん(29)が所属事務所の「太田プロダクション」との契約を2020年12月31日で終了することが、22日に同事務所の公式サイトで発表された。
声明文では本人について、「今後はフリーとして活動してゆくこととなりました」と説明。併せて、「所属という形ではなくなりますが、引き続き出来る限りのサポートを続ける所存です」と、事務所としての方針も明かされているが、今回の発表に対し、ネット上では「ファンとしては心配な気持ちもある」といった、前田さんの今後を案じる声が続出している。
今後もコンスタントに仕事が舞い込むかなどを心配するファンたち
これらの声が指摘するのは、やはり、今後の立場が「フリーランス」になるという点である。通常、芸能人はどこかしらの芸能事務所に所属した上で芸能活動を行うことがほとんどだ。また、お笑い芸人などではまれにフリーランスという例は散見されるが、前田さんのように俳優として活動している例は、やはり、非常に珍しいことと言わざるを得ない。このため、今後もコンスタントに仕事が舞い込むかなどを心配する声が上がっているのだ。
そこで、そのような点も含めつつ、今回の前田さんの「フリーランス化」にどのような意味があるかについて、J-CASTニュース編集部はプロアイドルヲタクのブレーメン大島氏に話を聞いた。
まず、前田さんの今後を心配する声が多い点についてだが、ブレーメン大島氏は声明文の一説を引用しつつ、そのような心配は杞憂であると指摘した。
「『所属という形ではなくなりますが、引き続き出来る限りのサポートを続ける所存です』との文言が含まれているところからして、『仕事がなくて困る』という状態になる心配はないと思います。あくまで、『入社状態』だったのが、『業務委託』、またはそれに準ずる状態になるということだと思われます。なお、仮に業務委託契約を結ぶのであればその都度いちいち発表するなどと言うことはないでしょうから、『フリーとして活動』という声明文の文言とも全く矛盾しません」
また、なぜこの時期の発表になったかについてだが、それに関しては、
「事務所退所に際し、前田さんが22日にインスタグラムで発表したファンへのメッセージにもありましたが、やはり、AKB48が今年で15周年であること、そして、前田さん自身が2021年で30歳になることが大きいと思います。さらに付け加えるならば、2020年はAKBがNHK紅白歌合戦への出場を逃しましたから、それも含め、色々なターニングポイントが重なったという感覚をご本人が抱かれたのかもしれません」
と、前田さんの心中をおもんぱかった。