漫才日本一を決める『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)が2020年12月20日に放送され、結成13年目のお笑いコンビ『マヂカルラブリー』が初優勝した。放送後の「打ち上げ」配信で、野田クリスタルさんが見せた「意外なギャップ」が話題になっている。
1本目と2本目のネタ、どちらを先にやるか決めていなかった
今年のエントリー総数5081組から勝ち抜き、晴れて16代目のチャンピョンとなった「マヂラブ」。ファーストラウンドでは「高級フレンチ」ネタを、上位3組が出られるファイナルラウンドでは「つり革につかまりたくない人」という、ともに「マヂラブ」ワールド全開のネタを披露。最終的に審査員の立川志らくさんらの3票を得て、見事優勝をつかみ取った。
放送後、公式スポンサーである飲料品メーカー「サントリー」のYouTubeでは、毎年恒例となっている「#M1打ち上げ by 新ストロングゼロ ~最高の相方に乾杯!~」が開催。番組MCを務めるお笑いコンビ「千鳥」とファイナリストが酒を酌み交わしながら本番を振り返るのだが、「マヂラブ」からは衝撃の裏話が。今回6番目にネタを披露した彼らだが、実は5番目の「おいでやすこが」のネタが終わるまで、「高級フレンチ」「つり革につかまりたくない人」のどちらのネタをやるか決めていなかったとのこと。
「早く決めてほしかった」と主張する村上さんに対し、野田さんは「とんでもない集中力で(場の空気を)観てましたね。どっちのネタがいいのか。直前まで」と回答。さらに、「どっちの正解もあったと思うけど、おいでやすこがさんがバカウケしたときに、高級フレンチネタの後半が弱いという自覚があったので、高級フレンチで3位以内(ファイナルラウンド)に入らない可能性を考えた」と分析し、1本目につり革ネタを披露しようとしていた。
「ショーレースに強すぎる...」「ギャンブル勘すげぇ」
しかし、その判断を覆したのが、出番前にたまたま入ったCMの時間。「CMがはいって、おいでやすこがさんの空気がフラットになったんですよ。これはフレンチだ、と」と、出番直前のたった数十秒のCMの間に、披露するネタを決定したと告白。これには「千鳥」ノブさんも「すごい話や!」と驚き、大悟さんは「あんなバカなネタをやっているやつが、こんな繊細やってん...」と感嘆の表情を浮かべるのだった。
ネタ中はシュールなキャラを演じつつも、裏では頭脳派という野田さんのギャップに対し、視聴者からは「冷静すぎてすごい。 ショーレースに強すぎる...」「想像以上に冷静だ」「賞レースの勝ち方わかってる」「フレンチの最大瞬間風速に切り替えて、賭けた野田さんのギャンブル勘すげぇ」などと称賛する声が多くあがっている。