タレントのGACKTさんが2020年12月21日午前、自身のインスタグラムとYouTubeチャンネルを更新し、ROLANDさん、門りょうさんとの合同プロジェクト「G&R」のパクリ騒動について、およそ10分間にわたる動画で釈明した。
女性を一流にするためと銘打った本プロジェクトで販売されたドレスのデザインが他社商品と酷似していたことから、本人は「非常に怒りを感じています」とコメントしている。
「今回のプロジェクトの顔となった責任が自身にもある」
映像内でGACKTさんは、自身がROLANDさんと2年前に「いろんなことが出来るんじゃないか」と話し合っていた際、dazzy社の社長が「是非自分たちにやらせて欲しい」と
オファーしてきたことから話が始まったと報告。ところがdazzy社の急成長により「社長が現場に出ることも少なくなり、若い人間に現場を任せている」状況が多くなってきたことから、「調子がいい時だからこそ、調子に乗るな」ときつい言葉で注意してきたと振り返った。
当時、社長は「もう一度やりなおします」とGACKTさんらに宣言したそうだが、その矢先に今回の問題が発生したという。
続いて「1人のデザイナーが行き詰って、他社のデザインを模倣したと聞いています」「僕らはそれをチェックし、採用し、そして製品化に至りました」と、他社と全く同じデザインの商品が世に出た経緯を説明したGACKTさん。語気には強い怒りをにじませ、所々でサングラス越しに顔をしかめる瞬間もあった。
最終的には「個人的には今回のプロジェクトの顔となった責任が自身にもある」「今回のことでがっかりさせてしまったファンには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪したが、失敗した個人や会社を切り捨て、非難をするだけなら根本的な解決にはならないとコメント。現代社会は「1度の失敗で全てゲームオーバーになるような風潮がある」とし、
その風潮が新たなチャレンジをする人の行動を阻害するのではないかと問題を提起した。
コメント欄には厳しい声も
本件についてはdazzy社の今後の対応を見極め、最後まで見届ける姿勢を示した。
「若い彼らを見捨てずに、サポートしていくのも先輩である僕の責務だと思っています」と締めくくったGACKTさんに対し、コメント欄には「プロデュースとは?」「会見だとあたかも自分たちがデザインしたかのように聞こえましたが...」といった疑問の声も集まった。通常であれば動画への評価も「Good」が1万件以上に対し、「Bad」は数百程度だが、今回の動画ではGoodが7000件弱、Badは1300件以上に上っている。
一方、ROLANDさんは20日夕方に先立ってツイッターでコメント。
「この度G&Rとの契約を解除した事を発表致します。
不快な思いをさせてしまった全ての皆様に謝罪させて頂きます。仕事を引き受け問題の商品をPRをした以上多大なる責任があると感じており深く反省しております 応援して頂いている方々、なにより購入された方々 この度は大変申し訳ございませんでした」
と簡潔に謝罪した。東スポwebは、「即謝罪のROLANDの株上がる」と肯定的に伝えた。