何も言わずお金だけ置いていく人も
突然のスパチャ発生に、チャット欄では「スパチャは草」「ナイスパ(ナイススーパーチャットの略)」と盛り上がりを見せる。その後も会見が始まると、「ゆりこがんばれー!!!」「応援してるぞ百合子」と言ってそれぞれ610円を投じる人や、何も言わずお金だけを置いていく人が登場。こうした「スパチャラッシュ」を受け、「あの...スパチャ来てますよ?」「スパチャ無視すんなよ」と、小池知事に「反応」を呼びかけるコメントもあった。
東京都は今回の件をどう受け止めたのだろうか。都の広報担当者は12月18日、J-CASTニュースの電話取材に対し、「(スパチャに関して)毎日新聞さんから何かご相談いただいたわけでもなく、関知していないというのが実態」と回答。その上で、
「毎日新聞さんのご判断でやられていることだと思いますので、都としてそれに対して特段申し上げることはありません」
とした。一方で、小池知事や都に対して投げ銭・寄付をしたいという視聴者に対しては、コロナと戦う都内の医療現場のために開設している「守ろう東京・新型コロナ対策医療支援寄附金」などを通じて寄付をしてほしいとした。
一方、毎日新聞の広報担当者は21日、J-CASTニュースの取材に対しメールで回答。今回の動画配信は「ミスにより『投げ銭』を受領する設定になっていた」とし、結果的には延べ37人から1万4454円を受領したという。その上で、小池知事への応援メッセージとともに『投げ銭』された例も多いことを踏まえ、「当社で受領するのは不適切」とし、受領金額全額を「守ろう東京・新型コロナ対策医療支援寄附金」に寄付するとした。担当者は「今後は適切な設定・運用を心がけます」としている。