マヂカルラブリー(野田クリスタルさん、村上さん)の優勝で「M-1グランプリ2020」(テレビ朝日系)が幕を閉じた直後、お笑いコンビ・千鳥の大悟さんが見せた行動に反響が広がっている。
M-1の放送終了後、一部生放送となった「テレビ千鳥」で、今大会がラストイヤーながら準決勝で敗退したコンビ・学天即にダウンジャケットと新幹線のグリーン券をプレゼント。「いじり」を交えながらも、「最後の戦い」を終えた敗者を労った。
「ラストイヤーじゃないみたいでした」
2020年12月20日放送の「テレビ千鳥」は、M-1グランプリの放送が終わった30分後、22時40分から放送が始まった。今回の企画はサンタクロースに扮した大悟さんが、「2020年に不運な目にあった芸人」を直撃し、プレゼントを手渡すというもの。番組前半ではタレント・木下優樹菜さんと離婚したFUJIWARA・藤本敏史さんや、相方・木下隆行さんが芸能事務所を退所したTKO・木本武宏さんに対し、大悟さんが労いの言葉とともに様々なプレゼントを送った。
番組後半では、千鳥の2人がテレビ朝日内で生放送ロケを敢行。大悟さんが「どうしても(プレゼントを)渡したい奴がおる」と言って向かったのは、今大会のM-1で準決勝敗退、敗者復活戦でも4位に終わった学天即(よじょうさん、奥田修二さん)の2人だった。
突然の訪問に困惑する学天即を前に、大悟さんは「今日はマヂカルラブリー以外は全員悔しい思いをしたと思う。でも、みんなあんまり気づいてないけど、お前らだけ(結成)15年目やったなぁ」としみじみ話す。
現在のM-1には「結成15年目以内」という出場制限がある。学天即は2005年結成のコンビ。大悟さんが言った通り、準決勝以上に進出したコンビの中では唯一の「ラストイヤー」だった。これに、奥田さんは「ラストイヤーじゃないみたいでした。触れられないから」と正直な思いを漏らした。