湘南ベルマーレフットサルクラブ・久光重貴選手が死去 ガンで闘病生活、亡くなる2日前にクラブへの「思い」語っていた

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   湘南ベルマーレスポーツクラブは、「湘南ベルマーレフットサルクラブ」に所属する久光重貴選手が2020年12月19日に亡くなったことを、20日に公式サイト上で発表した。39歳だった。

   久光選手はかねてよりガンで闘病していた。17日には自身のツイッターを通じて、クラブやサポーターへの思いを語っていたばかりだった。

  • 亡くなった久光選手のプロフィール(湘南ベルマーレスポーツクラブ公式サイトより)
    亡くなった久光選手のプロフィール(湘南ベルマーレスポーツクラブ公式サイトより)
  • 亡くなった久光選手のプロフィール(湘南ベルマーレスポーツクラブ公式サイトより)

6日にはJ1湘南が「支援Tシャツ」着用

   久光選手は神奈川県出身のフットサルプレーヤー。08年から湘南ベルマーレフットサルクラブに所属し、09年にはフットサル日本代表にも選出された。しかし、13年に右上葉肺腺がんを患い、以降は闘病しながら活動を続けてきた。

   久光選手はこれまで、自身のツイッターを通じて闘病生活などを発信していた。7月1日には「今日からトレーニングがスタートしました!嬉しい気持ち 感謝の気持ち また目標に向かって前に進める幸せな時間を大切にします でも抗がん剤治療から8日目に走るのは正直しんどい 自分に負けたくない」と投稿。

   9月16日には「今日は病院で検査と診察です。待ち時間にフットサル日本代表の試合を観戦できる贅沢な時間を楽しみます。皆さんにもフットサル日本代表を観てもらい、この先も一緒に応援して貰えたら嬉しいです」と語っていた。

   12月6日にはサッカー・J1の湘南ベルマーレ対ガンバ大阪の試合前に、両チームの選手が闘病を続ける久光選手への支援Tシャツを着用し、記念撮影を行っていた。

「気持ちが辛くて折れそうになる時もあるけれど...」

   死去2日前の12月17日には、久光選手はたくさんのメッセージが寄せられたクラブのフラッグを前に、ベッドに横たわる自身の写真を投稿。クラブやサポーターへの思いを語っていた。

「ベルマーレを通じて応援してもらえることは、本当に嬉しいです。皆さんからのたくさんの温かい言葉が、自分の生きる力や頑張る勇気に変わります。気持ちが辛くて折れそうになる時もあるけれど、支えてくれる仲間やサポーターがいるから負けられない。想いを力に変えて頑張ります!」

   久光選手の投稿には「いくつもの困難を乗り越えたヒサなら大丈夫。また笑顔で会える日を楽しみにしてます」「VAMOS‼ヒサさん‼」と激励の声が寄せられていた。

   今回の訃報を受け、ツイッター上では「久光さん...頑張りましたね。お疲れ様でした。元気と勇気をありがとうございました」「あなたの勇気と挑戦はベルマーレで生き続けるはず!ご冥福をお祈りします」と悼む声が広がっている。

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