ダウンタウンの松本人志さんは2020年12月20日放送の情報番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、菅義偉首相ら8人が12月14日夜に会食していたという報道を受け「会食をみんな叩いたことで終わりにしようとしていることが、本当に不思議」と持論を語った。
松本さんは会食報道の他にも「着地点のズレ」が生じたとしたニュースを引き合いに出し、「ニュースやる奴らがアホなんかな」と厳しい言葉で語った。
「これだと叩きたいだけやん」
12月14日に会食を行っていたと報じられたのは、菅首相のほか自民党の二階俊博幹事長、福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長、俳優の杉良太郎さん、別室にいたタレントのみのもんたさんなど8人。国が「GoToトラベル」の全国一斉停止を発表した直後の会食だったことから、各所から批判の声が聞かれた。
松本さんはこのニュースに対し「皆さんがお怒りになっているのはごもっともやと思うし、僕も聞いた時に『嘘でしょ』と思った」とした。その一方で、「ここ(会食自体)をすごく叩くじゃないですか。だったら、8人にPCR検査を受けてくださいという話にはならないんですよね。ここが僕は不思議なんですよ」と持論を語った。さらに、
「元々コロナが怖いんでしょ。だったらまずそこがゴールじゃないの。それを、会食をみんな叩いたことで終わりにしようとしていることが、本当に不思議」
と指摘。「これだと叩きたいだけやん、っていう気が僕はしてしまう」とした。
さらに、一連の流れで10月に兵庫県で行方不明の女性を探していた警察犬が逃げ、その後、警察犬が見つかり安堵の声が広がったという報道を引き合いに出して、「ニュースの着地点がいつもずれている」と指摘。
「犬逃げた逃げたー、見つかったー、ちゃんちゃんで終わってんねんけど、最初の女性は!っていう。ニュースやる奴らがアホなんかなって思うんですけど」
と報道関係者に対する厳しい言葉を口にした。