オンライン面接の「コツ」教えます コロナ時代の就活生の「不安」、プロにぶつけてみた

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2022卒の就活はどうなる?学情の見解は

●企業の採用意欲に「大きな変化はない」

   学生からは新型コロナウイルスの影響で採用枠が減り、内定のハードルが高くなっているのではないかとの声もあった。実際はどうなのか。

「企業の採用意欲は特定の業界(エアライン、旅行等)を除くとそこまで大きな変化はないです。ただし人気企業(食品メーカー、メガベンチャーなど)のインターンに人気がより集中しており、『狭き門』という印象を持っている学生は増えています」(学校企画担当者)

●就活は後回しに?

   今年に引き続き来年も心配されているのが「就活の長期化」。2021年卒の採用では緊急事態宣言による2か月以上の空白により長期化は避けられないというが、22年卒はどうなるのか。

「22年卒も学生の動きはややゆっくり。意識の高い学生とそうでない学生の二極化はすでに言われ、その極の深さはさらに進んでいる印象です」(学校企画担当者)

   オンライン授業で課題が多くなり、就活が後回しになっている傾向があるという。

   また、大学が開催するキャリア支援の企画・講座が、最初からオンラインということもあり、学生の就活熱を上げるのに学校側は苦労していると担当者。

「これから就活する学生は、同級生や4年生と気軽に話したり情報交換をしたりすることなく1人で孤独に就活を始めているため、不安感ばかり強まっています。そのことへの危機感が大学では強いです。 保護者や、対面授業率が高いゼミの先生を巻き込むなど、就活へ踏み出させる刺激策の多様化・試行錯誤が進んでいますが、なかなか学生に届きません」(学校企画担当者)

   広報担当者も就活の一部がオンラインになる可能性は今年も高いと予測。ただ、今年は企業側もそれを見越して準備しているといい、

「企業側もホームページの内容を充実させたり、動画を制作したりするなど、学生が企業のことを知れる機会を充実させています。ナビサイトだけでなく、ホームページなど、様々な角度から企業を知ることが、今年の就職活動のポイントになると思います」(広報担当者)

としている。

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