オンライン面接、ディスカッションのコツは?
〇話すときは、紙を見ない
まずは「オンライン面接」の基本を、各大学で学生に就職指導を行う学情の学校企画部の担当者に聞いた。
担当者によれば、面接時の背景は壁紙などを設定せず、通常のままで良い。端末を置く位置にも注意が必要だといい、
「オンライン面接に使うパソコン、特にスマホは、下に置くと下からのアングルになるので高い位置においてほしいです」
としている。
そして気にする声も多かった、面接中の「目線」。担当者は気を付けるべきことを次のように話している。
「用意している紙を見るために横に視線を移すと、人事側にはかなり目立ちます。横や下の物に視線を移すことは控えた方がいいです」
オンラインだと面接用の「カンペ」を用意している人もいるかもしれないが、あからさまに見るのはやめた方がいい...いうことのようだ。
〇自己アピールは「表情」を伝える
オンライン上でのアピールはどのようにしたらいいか。担当者に聞いてみると、
「きれいな言葉で、用意してきたものを伝えようとするとより固く映りがちです。頑張ったシーンを思い出しながら、極力具体的に話す方が普段の表情が出やすいです」
とのこと。これは対面式の面接でも共通するポイントと言えるだろう。
また、もう一つ気を付けたいのが「照明」。暗い照明を背にすると顔が影になり、さらに暗く映るため表情の変化が伝わりにくいという。
〇ディスカッションは「話したい時に話す」
「オンラインディスカッション」のコツだ。学生からは「話し出すタイミング分からない」との声があがっているが、コツはあるのか。
「多少かぶってもいいので話したい時に話せばよい、という気概で。声がかぶったら適度に譲りあうくらいでOKです。同じ空間にいないと空気を読みながらできないので、振られなくても間が空けば話していいという気持ちが大事です」(学校企画担当者)
同時に話し出したらどうしよう――などという心配はしなくていいようだ。