人気トレーディングカードゲーム「遊戯王」の新商品を買おうと、東京・秋葉原の専門店前に人が集まって大混雑し、警察の出動も報告される騒ぎになった。
数百人規模で集まった店もあった模様で、転売価格も倍以上に高騰していた。買えなかったファンからは、ネット上で悲鳴が上がっている。
レア仕様のカード求めて約300人が集まる
秋葉原のある店舗前では、2020年12月19日朝から、新商品を買い求める若い男性を中心とした客が大勢集まった。ツイッター上に投稿されたいくつかの写真を見ると、狭い路地がほぼ人で埋まっている状態だ。
この商品は、人気漫画を元にした「遊戯王 デュエルモンスターズ」のゲームに使うカードなどがセットになった「PRISMATIC GOD BOX」で、コナミからこの日、3000円(税抜)で発売された。公式サイトによると、特典として、レア仕様のカードが封入されており、3種類のうちランダムで1枚が入っている。
ツイッター上の情報によると、この店舗前には、約300人が一時集まったといい、警察が出動している写真もあった。
店のツイッターでは前日、混雑を予想して開店時から入場規制をすると通告していた。当日のツイートによると、この騒ぎで開店が正午になり、1時間ほどで完売した。
また、秋葉原の別の専門店では、2日前にブログで商品購入は抽選とし、当日は整理券をランダムで配ると告知していた。すると、当日は、こちらの店の周辺にも大勢の人が集まって混雑し、店のツイートによると、整理券が500枚以上も配られた。3時間ほどで抽選が終わって、その後も、整理券を持っていれば1人1点の条件で販売を続けるとしていた。