歌手・俳優の木村拓哉さん(48)が、インスタグラムで人気漫画「鬼滅の刃」に言及したことが話題を呼んでいる。ネットでは、木村さんも「鬼滅」を読んでいた、という事実に驚く声が目立つが、実はその漫画好きは「筋金入り」だったらしい。
「良い話だった!!」――そんなコメントともに2020年12月17日、木村さんはインスタに、4日発売された「鬼滅の刃」23巻(最終巻)の写真を投稿した。
「『その年になっても漫画読んでるの?』って言われそうでも...」
このポストは19日までに約32万件の「いいね」を集めたほか、スポーツ紙やネットニュースでも記事に。ツイッターでは、「キムタクも鬼滅の刃読むんだ」「意外過ぎる」といった書き込みが相次いだ。
「鬼滅」読者であることに驚く人も多かったが、実は以前から、木村さんが漫画が大好きなことはファンの間ではよく知られていた。特に愛してやまないのが「鬼滅」と同じく週刊少年ジャンプに連載されている「ONE PIECE」だ。「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)では複数回、他の芸能人とともにクイズ企画「ONE PIECE王決定戦」に挑み、勝利を重ねてきた。作者・尾田栄一郎さんとも交流がある。
またネット番組「木村さ~~ん!」では、「木村拓哉が選ぶ『おすすめマンガ』はこの5作品!」(2020年5月3日配信)と題して、「ONE PIECE」や、自身が実写版の主演を務めた「無限の住人」など、お気に入りの作品を解説する企画もあった。その冒頭では、
「『お前、その年になってもまだ漫画読んでるの?』って。いや読みますよ。だって楽しいんだもん。楽しいし、切れたくないかなそこは。『関係性』として」と、年齢を重ねても衰えない「漫画愛」を語っていた。
「推し」のキャラは娘と同じだった
この番組でも、すでにお気に入りの漫画の「2位」として、「鬼滅の刃」を木村さんは挙げていた。評価しているポイントは「脚本力ですね」。
「鬼を無敵化させてないんですね。ドラキュラっぽくしてるんですよ。(中略)脚色力としてすごい」
「読めばわかります」
と太鼓判を押す。敵方のボスである鬼舞辻無惨について「よくもまあそこまでひどいやつになれるよね、というのも含め、僕は鬼のトップの鬼舞辻無惨はなかなかなキャラクターだと思います」と分析する一方で、「推し」キャラクターとしては、はにかみつつ、主人公が属する「鬼殺隊」の一員・冨岡義勇を挙げる。
「僕の好きなキャラクター。人柄ですね。多くを語らずとも温情のあるというか、個人の筋を通しきる感じ。たまんないすね」
ちなみに木村さんの長女でモデルのCocomiさんも、インスタグラムなどで「鬼滅」にハマっていることを語っているが、その「推し」も冨岡義勇だ。