コロナ禍の中で、ピーチが「国内新路線」開設を急ぐシンプルな理由

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大分路線は開設予定を前倒す

   この2路線以外にも、同社は20年12月~21年1月にかけて、中部空港を発着する4路線(新千歳、仙台、那覇、石垣)の開設を控える。森氏は、元々同社の事業規模に占める国際線の割合は40%にのぼるとした上で、国内線路線の拡大を急ぐ理由について

「今はなかなか国際線事業を展開するには厳しい状況。そういった国際線に使用する機材や乗員を積極的に国内線にシフトして、少しでも収益を改善させようというのが、我々の大きな使命」

などと話した。今回の大分線も、今後数年にわたって開設を計画していた路線のひとつで、前倒した結果として21年2月の就航になったという。

   ピーチでは3月から運休が続いていた国際線の運航を10月に運航を再開したが、需要回復が見通せないことから11月になって大幅に減便。20年12月25日から21年3月27日にかけて運航されるピーチの国際線は、関西-台北(桃園)が月に2~3往復、成田-台北(桃園)が月に1~2往復するのみで、運航停止状態に近い。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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