ボクシングのWBA世界スーパーフライ級スーパー王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)とWBC世界スーパーフライ級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)が来年3月に対戦する可能性が浮上した。スポーツ専門チャンネル「ESPNデポルテス」(WEB版)が2020年12月17日、報じた。両者の対戦が実現すれば2012年11月以来の再戦となる。
「クリスマスが私たちに何をもたらすのか...」
「ESPNデポルテス」によると、英国人プロモーターのエディー・ハーン氏がゴンサレス対エストラーダ戦について言及。両陣営が来年3月の再戦に関する署名を行うことが出来るとしている。
ハーン氏は「ESPNデポルテス」のインタビューに対し「数時間の間にュースがあるでしょう。クリスマスが私たちに何をもたらすのか分かります。彼らに良いニュースを伝えたいと思っています」と語っている。
ゴンサレスとエストラーダはかねてから対戦を熱望しており、ビッグマッチにふさわしい1億円以上のビッグマネーを求めていた。新型コロナウイルスの影響で無観客試合が続いており、チケット収入が見込めないことから実現は難しいとみられていたが、ここにきてようやく対戦の見通しが立ったようだ。12年11月の対戦時は、WBAライトフライ級王者だったゴンサレスが3-0の判定でエストラーダを下している。
「エストラーダとの試合はみなが待ち望んでいる」
ゴンサレス、エストラーダともに10月23日にメキシコで行われた興行に出場しており、それぞれ王座の防衛に成功している。試合後、ゴンサレスは「エストラーダとの試合はみなが待ち望んでいるし、私個人としてもやりたい」と語っており、一方のエストラーダも「ゴンサレスにリベンジしたい」と対戦を望んでいた。
ゴンサレスVSエストラーダ戦が実現すれば世界が注目するビッグマッチとなる。スーパーフライ級には井岡一翔(Ambition)がWBO王者に君臨している。井岡は12月31日に世界3階級制覇の田中恒成(畑中)との防衛戦を控えており、この日本人同士による対決も注目を集めている。