「この戦いに大変興奮している」
対するガバリョも好戦的なボクサーだ。ガバリョは遠い距離からも思い切ってパンチを打ってくるタイプで、これまでKOの山を築いてきた。攻撃の際にやや粗さが見られるものの勢いがあり、24歳の若さも脅威となる。過去に井上や山中氏らハイレベルの世界王者とのスパーリングがガバリョの成長を後押ししたようで、世界的に勢いのあるフィリピン勢の注目株となっている。
「el Nuevo Herald」(WEB版)によると、ガバリョは約8カ月間、マイアミを拠点にトレーニングを積んだという。今回はノニト・ドネア(フィリピン)の代役で急きょ暫定王座決定戦のリングに上がることになったが、ガバリョはもともとこの興行の前座に出場する予定だったためコンディション調整は問題なさそうだ。
ガバリョは「この戦いに大変興奮している。相手は非常にタフだが確実に力を発揮して勝てると確信している。私はこの戦いに勝つために最善を尽くします。これまで多くの期間待ったがようやくチャンスが訪れた。フィリピンのファンをがっかりさせたくはない」と語っている。
一方のロドリゲスは対戦相手がドネアからガバリョに変更されたことについて、母国メディア「Primera HORA」のインタビューに次のように答えている。
「ガバリョはノニトとほぼ同じタイプのボクサーなので変更は気にならない。彼は同じようなファイトプランを持っているので、大きな変更や多くの調整を行う必要はありませんでした。私にとって、すべては同じままです」