女優の浜辺美波さん(20)が2020年12月17日朝に放送された「とくダネ!」(フジテレビ系)で行った発言が視聴者をザワつかせている。
この日、番組内のインタビューVTRに登場した浜辺さんは、番組司会の小倉智昭さん(73)と対談。女優を目指したきっかけといったテーマで話が進む中、浜辺さんが意外な「ワイルドさ」を明かす一幕があったのだ。
「佃煮とかになっていたら全然いけますし、生命が宿ってる状態でも」
対談では浜辺さんの地元・石川県での幼少期についての話になるシーンがあったが、そこで浜辺さんは自身について、野山で遊ぶことが多かったと説明。虫取りなどに興じることが多かったとしつつ、「ミミズまでは大丈夫です。最後に手を洗えば大丈夫なんで」と明かしたのだった。
話はそこからさらに広がり、ゲテモノ料理が食べられるか否かについてのものに。すると、浜辺さんはゲテモノ料理については未経験としつつも、「別に、私はいけると思います」とニッコリ。「佃煮とかになっていたら全然いけますし、生命が宿ってる状態でも、ある程度は、多分」と、自らに太鼓判を押したのだった。
まさかのトークに視聴者からは「『虫がいる』程度で大騒ぎする若者が結構多い昨今、これだけ美形なのに、「別に」と平気な浜辺さんは素敵です」といった絶賛の声が続々。さらには、「本当なのか? だったらゲテモノ料理を食べてもらいましょ」と、早くもテレビ番組で特集してほしいとする声も上がっているほどだ。確かに、佃煮ならまだしも、「生命が宿っている状態でも」というフレーズはなかなか聞けるものではなく、となれば、今後、浜辺さんはこの「ワイルドぶり」を生かして女優業の傍ら、バラエティー番組にも出演できそうであり、他の女優との「差別化」が出来そうだ。
本業とは別に「一芸を先鋭化」させ始める女優たち
ただ、この「差別化」だが、昨今の芸能界の状況を見ていくと、浜辺さんに限らず、女優たちの間で密かなムーブメントとなっているようだ。というのも、浜辺さん以外の女優たちも本業とは別に「一芸を先鋭化」させ始めているからだ。
まず目立つのが橋本環奈さん(21)。橋本さんは2019年の自らの誕生日である2月3日に開かれた20歳を記念する記者会見で、初めて飲んだ酒が「ドンペリ」(シャンパンのドン・ペリニヨン)であったことを公表し、記者団を驚かせると、同年8月23日に放送された「アナザースカイ」(日本テレビ系)では、ロケ先のドイツでビールとソーセージを心行くまで堪能。さらに、2020年に入ってからは、テレビ番組で「家のワインセラーにワインが20本」「日本酒には塩辛」「緊急事態宣言期間中は芋焼酎のロックに梅干し」といった、「酒豪キャラ」を先鋭化させ続けているのだ。
同じく2020年には、永野芽郁さん(21)が実にパワフルな一芸を見せつけた。3月1日に放送された「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)で紹介された特集VTRに登場した永野さんは、自身の自動車の運転技術の高さを遺憾なく発揮。カースタント用の敷地内で行われたロケで、自動車を停める際の技術である「テールスライド」を決め、見事、目標地点に自動車を停めることに成功したのだった。
また、広瀬アリスさん(26)は「コミカルさ」を尖らせ続けている。2019年7月8日放送の「しゃべくり007」(日本テレビ系)に出演した広瀬さんは、撮影の合間にふとやってしまうこととしてモノマネを挙げ、実際にその場で披露。モデルのローラさん(30)の声真似などを披露するなどしたが、併せて披露して大爆笑をかっさらったのが、「土屋太鳳のモノマネをする丸山礼のモノマネ」。お笑い芸人の丸山礼さん(23)を介した「二重モノマネ」は、ものの数秒間の形態模写だったが、それでも、スタジオ内を大爆笑に陥れたのはもちろん、視聴者からも絶賛を浴びたのだった。広瀬さんはその後もツイッターで自身のモノマネ動画を公開するなどしており、その芸にはさらなる磨きがかかっていると評判だ。
これら、浜辺さんを含め四者四様の「一芸」を先鋭化させる女優たち。その方向性はいずれも重なっていないところからして、同じ女優という職業でありながら、今後も各々の「差別化」はさらに進行していきそうだ。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)