米国の人気ユーチューバーであるジェイク・ポール(米国)が、元UFC王者コナー・マクレガー(アイルランド)にボクシングマッチをオファーした。米専門メディア「BOXING NEWS 24」が報じたもので、ジェイクは5000万ドル(約52億円)のファイトマネーを提示し、自身のインスタグラム上でマクレガーに対戦を呼びかけている。
「コナー、俺と戦うのが怖いか」
「BOXING NEWS 24」によると、ジェイクは2020年12月14日に自身のインスタグラムを更新し、マクレガーに対戦のオファーをしたという。ジェイクは自身のインスタグラム上で「今朝、俺のチームがおまえに5000万ドルのオファーをした。資金証明書付きだ。今までのなかで最大の対戦オファーだが、コナー、俺と戦うのが怖いか」と挑発している。
「炎上系」ユーチューバーとして知られるジェイクは、これまで2度プロボクシングのリングに上がっており2勝2KOをマークしている。今年11月にはマイク・タイソン氏が出場したエキシビションマッチのセミファイナルに登場し、元NBAのスター選手であるネイト・ロビンソン(米国)を相手に2回KO勝利を収めている。
ジェイクの実兄で同じく人気ユーチューバーのローガン・ポール(米国)もボクシングに進出している。過去、ローガンは人気ユーチューバーとボクシング対決をしており、2021年2月に元世界5階級制覇フロイド・メイウェザーJr氏(米国)とエキシビションマッチを行う予定となっている。
ジェイクとマクレガーは約10キロの体重差が...
一方のマクレガーは2017年8月にメイウェザーとボクシングマッチを行い、10回TKO負けしている。この試合は体重69.85キロを上限とするスーパーウエルター級で行われたが、ジェイクは体重90.72キロ以下のクルーザー級でリングに上がっている。階級でいえば、ジェイクが4階級上となることから「BOXING NEWS 24」は、両者の体重差を指摘している。
また、「BOXING NEWS 24」は、マクレガーがメイウェザーJr戦で見せたパファーマンスはパンチ力に欠け、3ラウンド以降、スタミナ切れを起こした事実も指摘している。マクレガーはメイウェザーJr戦以降、ボクシングのリングに上がっていないものの、最近まで世界6階級制覇マニー・パッキャオ(フィリピン)との対戦をアピールしていた。