元恋人への暴力が報じられ、所属事務所から契約解除を言い渡された俳優の小澤廉さんが2020年12月15日、自身のツイッターを更新した。
当初は「記事の通りと認めたことはない」と反論を行ったが、数時間後に投稿が削除される事態となった。その後、改めて謝罪の言葉をつづった小澤さんに、ファンからは複雑な声があがっている。
短時間での「ツイ消し」が波紋
小澤さんはこの日、「関係者の皆様並びに応援してくださっているファンの皆様にも多大なるご迷惑、ご心配をお掛け致しましたことを深くお詫び申し上げます。そして何よりも相手の女性の方に深くお詫び申し上げます」とツイッターを通して謝罪。ところが、同時に元所属事務所であるアイズが「記事にありました通りとの確認が取れた」と発表したことに対しては「記事の通りと認めたことはありません」と反論した。
その後、「取材窓口」だという弁護士のツイートをリツイートし、ただでさえショックを受けていたファンをあらに困惑させていた。
しかし、これらのツイート及びリツイートは15日夕方には削除され変わって「先程のツイートは取り乱して書いてしまいました。申し訳ございません。今は落ち着きました。事務所の方と話し合い、自分が思っていた事が誤解だとわかりました。お騒がせして本当に申し訳ございませんでした。改めて相手の女性に対して深くお詫び申し上げます」という謝罪文が掲載された。現在、これ以外のツイートはすべて閲覧できない状態になっている。
小澤さんは『BACS AWARD 2013!』でグランプリを獲得後、舞台『おそ松さん』『ダイヤのA』などアニメや漫画を原作にした作品に次々と出演。俳優育成ゲーム『A3!』ではキャラクターボイスを務めるほか、直近ではドラマ『共演NG』(テレビ東京系)に登場しており、活動の幅を広げている最中の特大スキャンダルだった。
2.5次元俳優が背負う「キャラクター」
所謂「2.5次元俳優」として活躍していた小澤さんは作品ファンの間でも「キャラにそっくり」「ファンサービスも熱心」と一目置かれる存在で、ゲームでのキャラクターボイスを務めると同時に舞台にも登板していた。
漫画・アニメ作品の2.5次元舞台に出演する役者は客席との距離が近い、キャラクターになりきる時間が長いことからどうしても「俳優≒キャラ」という構造に陥りがちで、今回のように炎上してしまった場合、「キャラクターにもケチがつく」と考えるファンは多い。実際、ツイッターには「ボイス、どうなっちゃうの?」「キャラと彼を切り離せられなくてキャラも嫌いになっちゃうのが辛い」「担当キャラは一切関係ないのにキャラがDV男みたいに書かれる」など、悲痛な声があふれている。
本人のリプライ欄ですら「大好きでした。でも、もう戻ってこないでください」「事実なのだとしたら深く反省してください今まで沢山の元気をありがとうございました」など、決別の意思を示す元ファンが多数見受けられた。
先程のツイートは取り乱して書いてしまいました。申し訳ございません。今は落ち着きました。
— 小澤廉 (@occult_box) December 15, 2020
事務所の方と話し合い、自分が思っていた事が誤解だとわかりました。
お騒がせして本当に申し訳ございませんでした。
改めて相手の女性に対して深くお詫び申し上げます。