パヤノに挑むラッセルは17戦全勝
もうひとつのバンタム級のカードは、元WBA世界バンタム級スーパー王者で現在WBA同級7位にランクされているファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ)とWBA世界バンタム級2位ゲーリー・アントニオ・ラッセル(米国)による世界ランカー対決だ。
パヤノは2018年10月にワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準々決勝で井上と対戦し1回KO負け。19年7月にはネリとWBCバンタム級シルバー王座をかけて対戦し9回KO負けを喫した。直近では9月26日にダニエル・ローマン(米国)とWBCスーパーバンタム級挑戦者決定戦を行い判定負けしている。36歳のパヤノにとって負けられない一戦となる。
パヤノと対戦するラッセルは、WBAの最新ランキングでランク外から一気に2位にランクインした選手だ。実兄にWBC世界フェザー級王者ゲーリー・ラッセルJr(米国)を持ち、プロデビュー以来負け知らずの17連勝(12KO)をマークしている。実力のほどは未知数で、元スーパー王者にどのようなボクシングをするか。元スーパー王者との世界ランカー対決はラッセルの真価が問われる。