「ゴジハムくん」公式ツイッターアカウントは2020年12月15日、「ゴジハムくん生誕20周年イヤー」を開始すると発表した。
「ゴジハムくん」は、小学館の人気作品「とっとこハム太郎」の主人公・ハム太郎が、特撮怪獣・ゴジラの着ぐるみを被ったキャラクター。2001年に、「劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険」と特撮怪獣映画「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」(以下GMK)を同時上映した際の特典グッズとして誕生した。
「ゴジラの荘厳な世界観と、ハム太郎のキュートな世界観の見事な調和ぶり」
「ゴジハムくん」は、映画公開から20年経った現在でもSNS上などでその存在を懐かしむ声が上がっている。「とっとこハム太郎」公式サイト上は、その理由を下記のように考察している。
「ゴジラの荘厳な世界観と、ハム太郎のキュートな世界観の見事な調和ぶりに、当時の子どもたちに大きなインパクトを与えました」
特撮怪獣映画と幼児向けアニメという不思議な組み合わせは、確かに大きなインパクトを与えたようだ。インターネット上には、「ハム太郎」目当てで訪れた子供たちがGMKで泣きだしたという書き込みも多い。
さらにネット用語などを解説するウェブサイト「ニコニコ大百科」によれば、このGMKに登場するゴジラは「シリーズ史上でもトップクラスに入る悪役」、「白目をむいた、シリーズ史上類を見ない凶悪な面構え」だという。そして、ハム太郎とのコラボについては「凄まじい程のミスマッチだった」と評されている。
そのために、ゴジハム君については「保育園では勲章だった」、「ちびっ子たちのトラウマ」という声もある。
「トラウマを植えつけたのはゴジラではない」
一方でインターネット上には、「トラウマを植えつけたのはゴジラではない」という声も寄せられている。
「ハム太郎の映画全部見てたけど、ハムハムランド怖すぎた記憶しかない」
「GMKは普通に楽しんで観れた身としてはハムハムランド大冒険の方にトラウマを感じている」
「劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険」では、ハム太郎と飼い主のロコちゃんの心のすれ違いや、タイトルとなった「ハムハムランド」での大冒険が描かれる。ハム太郎はロコちゃんの誕生日にプレゼントを用意したのだが、相手にされず、やけになって家出をしてしまう。傷ついたハム太郎がたどり着いたのは、ハムスターだけが暮らす魔法の国「ハムハムランド」。この国には、食べると人間の言葉が話せるようになる魔法のひまわりのタネがあるとされ、ハム太郎たちはこれを求めて冒険する。
舞台となる「ハムハムランド」は、8時6分まで遊べる魔法の国。ハムスターたちが夢中になるようなアトラクションやショー、さらには大学までもが存在する。キャラクターたちはハイテンションでこの世界を堪能するが、時間を超えて滞在すると、今までの思い出を忘れてこの国の住人になってしまうという。夢が詰まった巨大な遊園地のようでありながら、どこか閉鎖的でシュールな世界観だ。
そのために映画口コミサイトには、「かわいい」、「ハムハムランド行きたかったな」といった感想だけでなく、「仄かな深みと狂気は感じれました」、「ハムハムランドは常に陰のかかった暗い空間なのがヤバさを際立たせてる」といった声も寄せられている。
\ ゴジハムくん生誕20周年イヤースタート!!/
— ゴジハムくん【公式】 (@godzihamkun) December 15, 2020
本日からゴジハムくん生誕20周年記念日である2021年12月15日にかけて様々な企画が展開!
そして記念イヤーのスタートを宣言するのは・・・なんとあの懐かしいハム太郎の声!?#ゴジハムくん #ゴジラ #ハム太郎 pic.twitter.com/nfsk14IEbD