プロ野球のDeNAから国内フリーエージェント(FA)宣言をしていた梶谷隆幸外野手(32)と井納翔一投手(34)が正式に巨人入りした。リーグ連覇、日本一奪回を目指す巨人は、梶谷&井納のW獲りでFA補強に成功。これで巨人がFAで獲得した選手の数は12球団断トツトップの28人となった。
FA戦線に積極参戦で戦力強化
チームの戦力強化に欠かせない2選手の獲得に成功した。梶谷はパンチ力のある打力が持ち味で、長打も見込めるリードオフマン。巨人の補強ポイントである左の強打者であり、俊足も大きな魅力だ。一方の井納は今シーズン、DeNAの先発ローテーションの一角として6勝をマークするなど、先発の枚数に不安がある巨人にとっては大きな補強となる。
過去、FA補強に積極的な姿勢を見せてきた巨人は今年も意欲的だった。スポーツ紙などの報道によると、FA権を行使した選手との交渉が可能となった12月6日に井納と初交渉に臨み、翌日7日には梶谷と初交渉を行ったという。巨人は梶谷、井納ともに複数年の好条件を提示したとみられW獲得に成功した。
巨人がFAで複数人を補強したのは2018年の炭谷銀仁朗捕手(西武→巨人)、丸佳浩外野手(広島→巨人)以来となる。昨年はFA戦線に乗り出すもFA補強に失敗しており、2年ぶりのFA補強となる。巨人は1993年の落合博満(中日→巨人)をはじめとし、FAで他球団の主力選手を獲得しており、梶谷と井納を獲得したことでFA補強数は計28人となった。