織田無道さん訃報に「ボキャブラ天国を思い出した」の声 YouTubeでは「ガンと生きる」動画も

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   タレントで僧侶の織田無道さんが2020年12月9日に68歳で死去したと、11日に複数のメディアが報じた。

   織田さんは住職としての仕事の傍ら、1990年代を中心に数多くのテレビ番組に出演。心霊番組で「除霊」や「霊視」を行う姿が一躍注目を浴びたほか、その一方で、霊とは無縁のバラエティー番組にも出演し、ランボルギーニを乗り回すと言った豪快な私生活が話題を呼んだ。

  • YouTubeアカウント「織田無道ワールド」から
    YouTubeアカウント「織田無道ワールド」から
  • YouTubeアカウント「織田無道ワールド」から

「ボキャブラのネタでかなり強く記憶に残ってる作品でした」

   織田さんの訃報を受け、ネット上ではこれらのテレビ番組を思い出したとする視聴者からの声が続々。その中でも多いのが「赤い靴はいてた織田無道 ボキャブラのネタでかなり強く記憶に残ってる作品でした」といった、「赤い靴」という単語を交えつつ「ボキャブラ天国」への出演を思い出す声だ。

   「ボキャブラ天国」とは、1992年10月から1999年9月までフジテレビ系で放送されたバラエティー番組のシリーズ。司会者は第3シリーズまではタモリさんが務めたほか、その後はタレントのヒロミさんや歌手の谷村新司さんが務め、7年間にわたって続いた往年の名バラエティー番組だ。番組では視聴者が応募した駄洒落作品を、出演者がコントや再現VTRで紹介するが、前述の「ボキャブラのネタでかなり強く記憶に残ってる作品でした」という声が指摘しているのは、織田さんが出演した再現VTRだ。

   織田さんが登場したのは童謡「赤い靴」についてのボキャブラ作品。作品は冒頭の歌い出し部分の替え歌で、「赤い靴~、履いてた~、織田無道~」との歌声が流れる中、あぜ道らしき場所を赤い長靴を履いた「女の子」ではなく織田さんが、笑顔でスキップをする様子を撮影した数秒間のVTRだ。

   このため、同様の声は他にも出ており、「赤い靴はいてた織田無道~♪ ご冥福をお祈りいたします。合掌」と、本人を追悼するツイートも見られる。

「織田無道がYouTuberになってた方が驚き」

   なお、この他に上がっているツイートとして、「『赤い靴履いてた織田無道』を探しにYouTubeを検索したら、織田無道がYouTuberになってた方が驚き」というものもある。というのも織田さんは2019年10月に「織田無道ワールド」との名称でYouTubeアカウントを取得。同12月には「【織田無道】ユーチューブはじめました。」とのタイトルの動画を公開し、YouTuberデビューを果たしていたのだ。

   織田さんはその後、死後の世界や運気アップに関する動画を投稿するなどしていたが、2020年4月には、「【織田無道】余命を超えてガンと共に生きる《余命1年の住職》」とのタイトルの動画を投稿。織田さんは2018年に末期ガンで闘病中であることが報じられたが、動画で織田さんは自身がステージ4の宣告を受けた際を思い返しつつ、「生きるって、皆さん、何だと思いますかね?」と、仏教的要素を取り入れつつ視聴者に問いかけるなど、僧侶としての矜持を見せつけるトークを繰り広げていた。

   そして、最後の投稿となったのは10月7日の動画。末期ガンの症状を少しでも良くすべく民間療法を受けつつ、「治らなくてもいいんです。止まってくれて普通の生活が出来れば」と、ガンの進行が停止すること願っている姿を写した動画だ。動画のコメント欄には訃報を聞いた視聴者からの多数のコメントが寄せられており、そのどれもが「ご冥福をお祈りいたします ゆっくり休んでください」といった、織田さんの冥福を祈るものばかりとなっている。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

姉妹サイト