タレントで僧侶の織田無道さんが2020年12月9日に68歳で死去したと、11日に複数のメディアが報じた。
織田さんは住職としての仕事の傍ら、1990年代を中心に数多くのテレビ番組に出演。心霊番組で「除霊」や「霊視」を行う姿が一躍注目を浴びたほか、その一方で、霊とは無縁のバラエティー番組にも出演し、ランボルギーニを乗り回すと言った豪快な私生活が話題を呼んだ。
「ボキャブラのネタでかなり強く記憶に残ってる作品でした」
織田さんの訃報を受け、ネット上ではこれらのテレビ番組を思い出したとする視聴者からの声が続々。その中でも多いのが「赤い靴はいてた織田無道 ボキャブラのネタでかなり強く記憶に残ってる作品でした」といった、「赤い靴」という単語を交えつつ「ボキャブラ天国」への出演を思い出す声だ。
「ボキャブラ天国」とは、1992年10月から1999年9月までフジテレビ系で放送されたバラエティー番組のシリーズ。司会者は第3シリーズまではタモリさんが務めたほか、その後はタレントのヒロミさんや歌手の谷村新司さんが務め、7年間にわたって続いた往年の名バラエティー番組だ。番組では視聴者が応募した駄洒落作品を、出演者がコントや再現VTRで紹介するが、前述の「ボキャブラのネタでかなり強く記憶に残ってる作品でした」という声が指摘しているのは、織田さんが出演した再現VTRだ。
織田さんが登場したのは童謡「赤い靴」についてのボキャブラ作品。作品は冒頭の歌い出し部分の替え歌で、「赤い靴~、履いてた~、織田無道~」との歌声が流れる中、あぜ道らしき場所を赤い長靴を履いた「女の子」ではなく織田さんが、笑顔でスキップをする様子を撮影した数秒間のVTRだ。
このため、同様の声は他にも出ており、「赤い靴はいてた織田無道~♪ ご冥福をお祈りいたします。合掌」と、本人を追悼するツイートも見られる。