巨人、梶谷FA獲得で直面する「補償問題」 過去には生え抜きベテラン流出も...今回は?

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日本球界に衝撃与えたベテラン2人の移籍

   巨人におけるFAに伴う人的補償として記憶に新しいのは、2018年オフの内海哲也投手(巨人→西武)と長野久義外野手(巨人→広島)だろう。内海は炭谷銀仁朗捕手、長野は丸佳浩外野手のFA移籍に伴いそれぞれ人的補償として西武、広島に移籍。チーム生え抜きの両ベテランの人的補償による移籍は日本球界に大きな衝撃を与えた。

   その一方で若手が人的補償として移籍したケースとしては、13年オフの一岡竜司投手(巨人→広島)、14年オフの奥村展征内野手(巨人→ヤクルト)、16年オフの平良拳太郎投手(巨人→DeNA)らが挙げられる。一岡は広島移籍後にリーグ優勝に貢献し、平良は今シーズン開幕ローテーション入りを果たすなど成長をみせている。

   梶谷のFA移籍によって人的補償が発生した場合、巨人は28人までプロテクトをかけることができる。プロテクトをかけるにあたっては、その年によってチーム方針が異なるとみられるが、18年のケースでいえば生え抜きベテランがプロテクトリストから漏れている。今年はどのような展開を見せるのか大いに注目される。

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