「実効再生産数」は11月よりも下がっている
ただ、感染者1人が何人に感染させるかを表す「実効再生産数」(1より大きいと感染が拡大し、小さいと縮小していることを示す)をみると、会見が行われた11月上旬は1.2~1.4を推移していたのに対して、12月に入ってからは1.1を上回った日はない。11月の会見の時より感染拡大は緩やかになったともいえるが、それでも警戒が必要なことには変わりない。尾崎治夫会長は12月4日に東京・丸ノ内の日本外国特派員協会で開いた記者会見で、
「当初の予測は、12月中旬には、1000人を超える感染者が東京で出るのではないかと言われていたが、皆さんの努力もあって、最近、カーブが少しゆるんできている。それでもやはり、700人~800人を超える数が、このままいくと、12月の中旬以降に増えていくということも、予測としては十分考えられると思っている」
と話した。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)