NHK・Eテレの人気番組「ねほりんぱほりん」公式ツイッターアカウントは2020年12月9日、前回に引き続きまたしても人気マンガ「呪術廻戦」のパロディ画像を投稿した。
同アカウントは2日にも「呪術廻戦」のエンディングを模した画像を公開しており、10日昼までに約1万2000リツイートの大きな反響を獲得していた。
番組では「港区女子」について迫る
「ねほりんぱほりん」は、聞き手の山里亮太さんを「ねほりん」、YOUさんを「ぱほりん」というモグラに、顔出しNGのゲストをブタのぬいぐるみに「変身」させて、ディープな世界を根掘り葉掘り聞きだすトーク番組だ。9日は新作「2020の港区女子」編を公開した。
「港区女子」とは、東京都港区を主な拠点として高所得男性たちとの飲み会を楽しむ女性だという。番組内では「〇〇女子」といったカテゴライズは忌避される傾向があると留意しながらも、自らを「港区女子」と称する女性2人をゲストとして紹介。彼女らの実態や新型コロナウイルス感染症拡大の影響などを紹介した。
この番組放送後、公式ツイッターアカウントは「ねほりんぱほりんにスポンサーがいたらこんなことに・・・」と4枚の画像を投稿した。いずれも「提供クレジット」場面風の画像で、いわゆるCMの前後に「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りします」と、スポンサー会社名を表示するシーンである。実際のNHKの番組では基本的に、公共放送であるためこのような場面が流れることはない。
このうち1枚になぜか、マンガ「呪術廻戦」の人気キャラクター「五条悟」の格好をした豚が紛れ込んでいる。
「ナチュラルに五条悟いるの草」
「提供クレジット」場面風の画像に表示されたスポンサー企業名は、現存する企業名をもじったような名前になっている。「ネホン生命」、「Pahosonic」、「ひとつウエの豚になる! 豚野クリニック」、「プロダクション豚力舎」と書かれているのだが、名前やロゴの字体などから、生命保険で知られる「日本生命」、家電製品などの「パナソニック(Panasonic)」、男性専門のクリニック「一つウエノ男に!上野クリニック」、お笑いタレント「アンジャッシュ」などが所属する芸能プロダクション「プロダクション人力舎」をもとにしたものとみられる。
そして「プロダクション豚力舎」の背後に写されている豚の様子がおかしい。ほかのキャラクターは顔のアップが写されているだけなのだが、この豚だけ決めポーズをとっている。黒い服をまとい、右手を掲げ、左手は首元に添えられている。これは「呪術廻戦」の「五条悟」が技を発動するときのポーズだ。マンガだと第15話、同作を原作としたアニメでは第7話で公開される人気シーンだ。
また「ねほりんぱほりん」公式ツイッターアカウントは2日にも「呪術廻戦」のエンディングを模した画像を投稿していたのだが、五条悟はそちらにも登場している。作中屈指の強さとその顔立ちの良さから読者人気が非常に高いキャラクターで、番組制作者の中にもファンがいるのかもしれない。
ちなみに、「ねほりん」役の山里さんは「呪術廻戦」の愛読者であるようだ。2019年10月、こんなツイートをしていた。
「かまいたち山内ありがとう。ご紹介いただいた漫画[呪術廻戦]が面白すぎる。 ひょっとしたら自分も...あのシェアハウスを見守った後って呪力溜まってそうだから...」
また件のツイートには視聴者から「ナチュラルに五条悟いるの草」、「4枚め五条せんせ...(笑」といったコメントが寄せられた。
【港区⼥⼦2020おまけ・ねほぱほ提供読み】
— NHK ねほりんぱほりん (@nhk_nehorin) December 9, 2020
港区⼥⼦はスポンサーとなるお⾦持ちがいてこそ。
では、ねほりんぱほりんにスポンサーがいたらこんなことに・・・
#ねほりんぱほりん#ご覧のスポンサーの提供でお送り致します pic.twitter.com/l2TpWgrJzV
かまいたち山内ありがとう。
— 山里 亮太 (@YAMA414) October 15, 2019
ご紹介いただいた漫画[呪術廻戦]が面白すぎる。
ひょっとしたら自分も…あのシェアハウスを見守った後って呪力溜まってそうだから…