元日本テレビ所属で現在はフリーアナウンサーの青木源太さんは2020年12月10日にツイッターを更新し、朝の情報番組「グッとラック!」(TBS系)が「迷惑系YouTuber」の特集を放送したことに対し、「TVで取り上げない方が良い」と指摘した。
青木さんは「社会問題としてメディアが取り上げ、逮捕された事実を伝えることは大切」としつつ「その見せ方が難しい」と、メディア人として「もどかしい思い」があることも伝えた。
「逮捕された事実を伝えることは大切」「その見せ方が難しいなぁと」
青木さんは06年に日本テレビに入社。昼の情報番組「PON!」などではMCを務めた。20年10月からはレプロエンタテイメントに移籍し、フリーアナウンサーとして活動している。
青木さんが今回指摘したのは「グッとラック!」が12月10日に放送した「迷惑系YouTuber」の特集。数々の迷惑行為で逮捕されてきた「へずまりゅう」の弟子を自称し、12月3日に山口県警に礼拝所不敬罪の疑いで逮捕された川西康司容疑者の投稿動画を振り返る内容だった。番組では、川西容疑者が暮石の上で奇声を発しながら卒塔婆を振り回す動画や、神社の銅像の台座に登って暴言を吐く動画などを一つ一つ詳細に取り上げていた。
VTRを見たスタジオの田村淳さんは「成人式で荒ぶる人たちと一緒で、(ニュースで)取り扱えば取り扱うほど、次の(迷惑行為が発生する)布石を打っていくということがもどかしい。僕はずっと無視していたい」とコメントした。
そして、この特集をテレビで見た青木さんは「迷惑系YouTuberの動画はTVで取り上げない方が良いと思う。助長するし、加担してることになってしまう...」と、番組に対して苦言を呈した。
また、「社会問題としてメディアが取り上げ、逮捕された事実を伝えることは大切」だとしつつ、
「その見せ方が難しいなぁと。迷惑系YouTuberの動画を長尺で流して、スタジオで『理解できません』と言っても相手が喜ぶだけだし、新たな存在を生む。淳さんもその辺りを『もどかしい』とおっしゃっていましたね。難しい...」
と迷惑行為をニュースとして取り上げることの難しさに言及した。
迷惑系YouTuberの動画はTVで取り上げない方が良いと思う。助長するし、加担してることになってしまう…。
— 青木源太 (@Aoki_Genta) December 9, 2020
社会問題としてメディアが取り上げ、逮捕された事実を伝えることは大切ですが、その見せ方が難しいなぁと。迷惑系YouTuberの動画を長尺で流して、スタジオで「理解できません」と言っても相手が喜ぶだけだし、新たな存在を生む。淳さんもその辺りを「もどかしい」とおっしゃっていましたね。難しい…。
— 青木源太 (@Aoki_Genta) December 10, 2020