滋賀県草津市への「爆破予告」に例の特徴 リコール騒動の草津町も「対象」に明記するが...

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「恒心教」メールの特徴との関係

   それは、ネット上の誹謗中傷対策に取り組む唐澤貴洋弁護士を揶揄する「愉快犯」的な人たちを指す。唐澤氏の法律事務所名を取って「恒心教」とも呼ばれ、10年近く前から唐澤氏らへの「殺害予告」などを繰り返している。

   メールの文面にあった「3時34分」といった表現は、その特徴とされるものだ。

   実は、草津市には、9月から毎月、爆破や殺害の予告メールが届いている。

   市の危機管理課によると、9月と11月は、それぞれ40、370ビットコインを送れというもので、10月は、和歌山県立医科大の薬学部新設に反対するとあった。

「今回は、草津町の女性リコールに反対しているような文面ですが、それをかたっているだけの愉快犯かもしれません。これで4通目のメールになりますが、いずれも恒心教とされるものと関係がある文面が書かれていました。ITへの習熟ぶりを見せつける狙いなのかもしれませんが、早く止めてほしいですね」

   草津町の総務課の9日昼の説明によると、メールは町には直接来ておらず、草津市からの連絡で転送してもらったという。「どのようなことなのか」と困惑しており、対策本部を設置して12月10日は小中学校を臨時休校することなどを決めた。

   恒心教徒によるとみられる犯行予告メールは、草津市の周辺自治体などにも届いており、草津町や草津市だけがターゲットになっているわけではない。警察もこれまで次々に摘発しており、11月には、恒心教にはまったという大阪大学大学院生が他大学への爆破予告をしたとして、威力業務妨害の疑いで警視庁に逮捕された。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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