「星野源みたいな見た目でいいです」と言われると、やはり、「で」が気になる
前述の鈴木さんの説明を思い起こしてみると、鈴木さんの元を訪れる婚活女性の口からは、
「星野源さんのような見た目で十分です」
「星野源みたいな見た目でいいです」
との説明が飛び出していたのだ。しかし、仮に、「星野源は『普通』」であり、「ここでいう『普通』は平均より上」という意識で女性たちが話していたら、その表現は、
「星野源さんのような見た目『が』いいです」
といった、「で」を「が」に置き換えた表現になるのではないだろうか。それを意識してか、番組中、上記2つの表現は字幕でも表示されていたが、その際には「星野源さんのような見た目で『十分です』」「星野源みたいな見た目『で』いいです」と、『』内が赤字で表示されていたのだ(他の箇所は白字)。やはり制作者も、この辺は多少気にかかっていたのだろう。
この「不審な点」に感づいたか、ツイッター上を見渡してみると、やはり、「普通の男性像」の「見た目」部門が「星野源」になっている点について打ちひしがれる男性視聴者が続出。あるツイッターアカウントは「星野源で『普通の男性』はヤバすぎだろ」と、そのハードルの高さを嘆いているほか、別のアカウントは「星野源が普通の男性なら俺は自害するしかない」と世をはかなむなど、まさに「荒れ模様」の状況だ。