「ナイトルーティン」の名実況
もうひとつ話題となったのが、20年6月初めにYouTubeの「OMAKE CHANNEL」に投稿された、2人で企画して作ったという「アンジュルム伊勢鈴蘭のナイトルーティン」である。当時流行っていた、夜寝るまでの過ごし方を「ナイトルーティン」として配信するトレンドに乗じた動画であるが、伊勢さんの振る舞いと船木さんの絶妙な関西弁の実況コメントが笑いを誘う。
「つくし? 川で採ってきたつくし? よう見るわこういうオシャレショット必要必要。ホンマに飲んでんの? これ絶対嘘やな姉ピ(伊勢さんの姉のこと)と仕組んだな」(コップの中の水につくしを浸して飲む様子に対して)
「うーわ狙ってるわー! もう尊敬の域やなここまで来たら」(カメラに向かってポーズしているところに)
「ポニーテールのまま絶対寝えへんやろ。絶対うそやん」(ポニーテールのままベッドに入る伊勢さんに)
といった具合で、伊勢さんのあざといというキャラクターがまたも強化された。ちょうど観客へのライブができていなかった時期で、ハロプロの各メンバーがインスタグラムやYouTubeでアイデアを練ってコンテンツを発信していた、その流れにも乗った形だ。
世相に翻弄されたものの、ハロプロでのアイドル活動の最終盤に後輩のアイドル性の一端を広めるという「置き土産」を残した船木さん。卒業後の進路は具体的に明言していないが、いずれはダンスを活かした活動を目指したいと語っている。
(J-CASTニュース編集部 大宮高史)