歌手の浜崎あゆみさん(42)が2020年12月8日にインスタグラムにアップした写真がファンの間で話題だ。
「毎日がスタジオリハーサルです」と明かしつつ、自らの姿を写した写真をアップした浜崎さん。「通しまであと2週間を切り、」と、ゲネプロ(通しのリハーサル)までの時間を惜しみつつ、「ライバルはいつも自分でしかないのだから」と気を引き締めている。浜崎さんは24日にクリスマスイブを記念したコンサート(2回制)を実施予定であるほか、31日にはカウントダウンライブを控えており、メッセージ欄には「#SpecialXMASLIVE2020」「#CDL20202021」とのハッシュタグも。まさに、「気合十分」といった投稿と言えるだろう。
クリスマスイブのコンサートは異例
浜崎さんのインスタグラムはコメント欄が閉鎖されているが、それでも、ネット上では当該の写真に対しては「クリスマスイブライブ楽しみです」といった絶賛ツイートが続々だ。
多くのファンの注目を集める浜崎さんの「クリスマスイブコンサート」と「カウントダウンライブ」。ところで、その浜崎さんがクリスマスイブにコンサートを行うのは異例のこと。近年では2017年12月25日にコンサートを開いたことはあるが、あくまでそれは通年(もしくは越年)コンサートのうちの1公演であり、「クリスマスイブ」を意識したコンサートは、これまでの歌手人生でも珍しい。このため、ツイッター上には「今年のクリスマスイブはあゆと会える」といった声があふれるなどしている。
そのクリスマスイブという「日」だが、ある意味、それは浜崎さんにとって「因縁」と言えるかもしれない。それは、ファンの間で「伝説」として語り継がれている、浜崎さんの「号泣事件」があるからだ。
「M 愛すべき人がいて」でも描かれた
今をさかのぼること21年。1999年12月24日に生放送された「ミュージックステーション スーパーライブ」(テレビ朝日系)で、浜崎さんは「appears」を歌唱中、歌い出しで突如として号泣。持ち直して歌唱を続けるも、中盤にも歌詞に詰まるシーンがあった。ただ、その後は危なげなく同曲を歌い上げ、無事、役割を全うしたのだった。
当時の様子は浜崎さんの自伝的小説「M 愛すべき人がいて」に記されているほか、2020年に放送されたドラマ版(テレビ朝日系)では、時期こそ2000年の夏頃に改変されていたものの、当時を意識したシーンが放送されていた。また、号泣の原因は、エイベックスの松浦勝人会長(当時は専務)との仲がうまくいかなくなり始めたことであることが、これらの作品で明かされている。
そんな「12月24日・クリスマスイブ」に開催するコンサートともあれば、浜崎さんとしては自然と気合が入ってしまうのも無理はないのかもしれない。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)