2020年12月7日、プロ野球の12球団合同トライアウトで、現役復活を目指す48歳の新庄剛志氏がタイムリーヒットを放った。
ダルビッシュも驚き「10年以上野球やってないのに...」
阪神タイガースからメジャーに挑戦し、帰国後は北海道日本ハムファイターズで活躍した新庄剛志氏。2019年に、自身のインスタグラムで「みんな、夢はあるかい?1%の可能性があれば必ずできる。今日からトレーニングを始めて、もう一回プロ野球選手になろうと思います」としてプロ野球への再挑戦を宣言。ベテラン選手が続々と現役を退く中、10年以上のブランクを経て現役復帰を目指す新庄氏に大きな注目が集まっていた。
第1打席はゴロ、第2打席はフォアボール、第3打席もゴロだった新庄氏は第4打席で元ヤクルトの日隈ジュリアス投手から見事レフト前へのタイムリーヒットを放ち、3打数1安打を記録した。
非公開試合だったが、ネット上では速報を待つファンたちの書き込みが続々と投稿され、ツイッターでは「新庄剛志」「新庄タイムリー」がトレンド入りするなど注目度の高さが伺える。
ブランクを感じさせない鋭いタイムリーヒットに、「新庄48歳で10年以上野球やってなくてプロからヒット打つってエグすぎる」「48歳じゃない動きしてる」と驚いたとする投稿が相次いでいる。
日ハムでともにプレーしたこともある現シカゴ・カブスのダルビッシュ有選手も自身のツイッター(@faridyu)で「10年以上野球やってないのに143km/hを芯に当ててるのが凄すぎる」とコメントしている。
トライアウト後のストーリーには...
「14年の時を経てこの2020年に新庄タイムリーがトレンドになるってやっぱ新庄スターだな」「令和時代に『新庄タイムリー』がトレンドワードになるなんて」とする投稿も目立つ。
「確かに歳の衰えはあるけど、みんなが知ってるドキドキさせてくれる人」「ありきたりな言い方ですが、この新庄さんを見てると勇気と元気がもらえます。こんな感覚初めてです」と応援する側も元気をもらっていたとする投稿も多い。
新庄氏本人もインスタグラムのストーリーズを更新、トライアウトでの自らのダイジェスト映像に、
「今日のヒーローは僕じゃありません応援してくれた皆んなです!!」
のメッセージを添えた。