過疎化の阿佐東線、「DMV」導入の勝算は 四国の三セクが挑む「世界初」の本格営業運行

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実際のルートでは「バス→鉄道→バス」

   実際の運行では、「阿波海南文化村」~阿波海南駅の約1キロをバスモードで走り、鉄道モードに切り替えて阿波海南~甲浦間(10キロ)を走行。再びバスモードで甲浦駅~「海の駅東洋町」~「道の駅宍喰温泉」の約4キロを結ぶ。さらに土日祝日は、「海の駅東洋町」から高知県室戸市までの約38キロを1往復する。

   徳島・高知両県と関係自治体でつくる「阿佐東線DMV導入協議会」が20年8月に開いた会合の資料では、阿佐東線の「課題」について

「過疎化が進む阿佐東地域において、地元利用だけでは阿佐東線の維持は困難」
「全国と同様の取組み(利用促進)では、効果は小さい」

という厳しい見通しを示しており、DMV化の効果を

「DMVの導入だけでは、阿佐海岸鉄道の『黒字』には転じないものの 阿佐東地域への経済波及効果は大きく、地域の活性化に大きく寄与する この効果を更に高めるため、沿線自治体で連携し『地域活性化策』を展開する」

とうたっている。

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