携帯電話を買い替えた時、必ずやらなければならないのが「アプリの設定」。LINE、ツイッター、インスタグラムにフェイスブック、そしてゲーム各種...。数あるアプリの設定を早急に、かつ自分で行う必要がある。
「アプリの設定に時間がかかる!」
「LINEの引継ぎにいつも失敗する...」
「とにかく面倒くさい」
スマートフォンの扱いに慣れている人であればそれほど苦にならないだろうが、不得意な人にはハードルが高いかもしれない。
こうした中で通信大手のNTTドコモは、2020年12月1日から、ドコモサービス以外の一部アプリの初期設定や、アカウントデータの引継ぎをサポートする「アプリ設定サポート」を、全国のドコモショップ(一部店舗除く)で実施している。
対象となるアプリは「LINE」「Twitter」「Facebook」「Instagram」「メルカリ」「モバイルSuica」「ディズニー ツムツム」の8アプリ。SNSや人気ゲーム等の主要アプリだ。
ニーズが高い8アプリを採用
なぜ導入に至ったのだろうか。
J-CASTニュースは11月20日、NTTドコモの広報担当者を取材した。
担当者によれば、「アプリ設定サポート」は2019年11月~20年11月(新型コロナウイルスの影響により2~6月は休止)にかけて、約250店舗のドコモショップでトライアルを実施。サービスに利用者にアンケートをとったところ、回答者の9割から「好評」を得たという。
今回のサービスを開始した理由について、担当者は次のように説明する。
「ドコモショップで携帯を買われた方には、昨年から初期設定サポート(アカウント設定、データ移行など)を行っていました。その中で、お客様からこういったアプリの設定を行ってほしいという声があり、全国一様に提供できていたわけではなかったので提供にいたりました」
トライアル期間中、アプリの種類や価格は幅を持たせて実施。その中でもニーズが高かったのが、先述の8アプリだという。「ツムツムとかちょっと意外ですけど...」とつぶやく担当者、ゲームの人気ぶりがうかがえる。
気になるお値段は1アプリ1650円(税込)。こちらに関してはツイッターでは様々な声が上がっている。
「びっくりするくらい高い」
「個人的には高いような気もするけど『自分で出来ない事を他人にお願いする』という意味合いでは払っても問題無い値段かと」
「自分でできる人は高いと思うだろうけど、要はそれすら出来ない人の相手をしなくちゃいけないという事を考えたら妥当な値段だと思う」
「人件費考えると安い」