朝日新聞が始めたポッドキャスト番組をめぐって、その紹介記事が「プチ炎上」している。といっても、仲間内のコップの中の嵐だけど(そしてそれが一番の問題だ)。
記事というのは、「新聞は『かわいくない』 活字メディアが音声始めた事情」(朝日新聞デジタル/見出しは初出時)。まずは読んでください。普通に面白いので。
別にそんな変な記事ではない。メディアの危機感と、その打破への意気込みが、ストレートに語られている。だが、ちょっと燃えている。というか、身内の朝日新聞関係者が先頭に立って燃やしている。そういうところやぞ。
「朝日新聞は...かわいくないですよね」
反発を食っているのは、ポッドキャスト企画の担当者・神田大介氏(コンテンツ編成本部音声ディレクター)の、見出しにもなったこの辺の言葉だ。
「じゃあ、我々がやってきた仕事はなんなのか。メディアはファクトチェックをして、政権の色々な部分を書いてきた。でもアメリカではそういう現象が起きている。なぜか。それは、トランプ氏がかわいいからだと思うんです。
(中略)
では、朝日新聞はどうでしょう? かわいくないですよね。ちっともかわいくない。
(中略)
ということは、もっと記者が感じの良い、愉快な所を見せて、読者との距離を詰めないと、ニュースを見て、聞いて、読んでもらえない。聞いて、読んでもらえれば、『ああ、なかなか面白いじゃん』と思う人もいるかもしれない。
だから、ポッドキャストで、もっと記者の個性や人となりを見せていきたいという思いです」