「(楽天・黒川には)長距離打者として期待しています」
パ・リーグの野手でもうひとり橋上氏が期待するのが楽天の黒川史陽内野手(19)だ。黒川は智弁和歌山高出身で2019年のドラフト2位で楽天に入団。プロ1年目となった今シーズンは10試合に出場し2安打をマーク。打撃に関しては高い評価を受けており、来シーズンは内野のレギュラーを狙っていく。
「黒川選手はキャンプの時からいいなと思っていた選手で、注目していました。今シーズンはシーズン途中で1軍に上がりましたが、1軍に定着することは出来ませんでした。楽天の場合、内野手の競争が激しいので出場するのは難しい状況にありますが、黒川選手に関しては長距離打者として期待しています。近い将来、パ・リーグを代表する打者である浅村選手(楽天)、中村選手(西武)、中田選手(日ハム)らに肩を並べられるような選手に成長していくのではと思っています」(橋上氏)
最後に橋上氏が挙げるのが今秋のドラフトで楽天から1位指名を受けた早川隆久投手(22)=早大=だ。早川は11月24日に楽天と入団交渉を行い基本合意。MAX155キロを誇る左腕の注目度は高く、来シーズン注目のルーキーだ。
「楽天のドラフト1位・早川投手は、プロに入ってどれだけできるか楽しみです。155キロを投げる左投手で、六大学でしっかりやってきた。ケガさえなければかなりの成績を上げると思います。コメントを聞いていてもクレバーですし、自分をしっかり持っていると感じました。周りに振り回されることなくやれると。完成度はかなり高いと思います」