渡部建の会見が「成功」しなかった理由 こうも「なぜ?」から逃げ続けては...

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   お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さん(48)が、2020年12月3日19時から東京都内で記者会見を開いた。

   渡部さんは6月に発売された「週刊文春」(6月18日号)で複数の女性との不倫を報じられ、芸能活動を休止しており、公の場に出るのは今回が初。会見で渡部さんは今回の記者会見を「復帰会見」ではなく「謝罪会見」であると位置づけつつ、記者団からの厳しい質問に答え続けていたが、核心を突く質問が飛び出した際には、真正面からは答えなくなってしまうなど、歯切れの悪さが目立った。

  • 記者会見を開いた渡部建さん
    記者会見を開いた渡部建さん
  • 記者会見を開いた渡部建さん

「なぜ、多目的トイレを選んだのか?」と聞かれても、答えは「なぜ」に対応せず

   会見では、不倫相手の女性について、また、妻で女優の佐々木希さん(32)についてのことなど、渡部さんにとって耳が痛い質問が矢継ぎ早に飛んだが、その中でもひときわ答えに窮したのが、やはり、「なぜ、多目的トイレを選んだのか?」という質問だ。

   会見では開始45分後頃から、この点についての質問が集中。このあたりから渡部さんのこめかみや額には脂汗が目立ち始めたが、記者から次々と浴びせられる「なぜ」に対し、渡部さんはその都度、「その点に関しましては......」など、「なぜ」に答えるかのような語り出しでしゃべり始めるも、続く言葉は「本当にバカなことをしてしまいました」「自分勝手な思いが原因です」といった、答えになっていない回答に終始してしまっていた。

   渡部さんが「なぜ」に対して正面から答えなかったため、その後もこの質問は複数回にわたって蒸し返されることに。そして、何巡目かのループの後、「多目的トイレをどういう場所であると認識していたのか?」という、「なぜ選んだのか?」という問いに答えない渡部さんに何とか答えさせようという、角度を変えた質問が飛んだ。

   これに対し、渡部さんはこれまで以上に、「そうですね......」と表情を歪めつつ、「そこを(多目的トイレを)必要とする人たちの場所だと思います」と絞り出すように回答。すかさず、記者から「性癖ということですか?」と聞かれると、「性癖と取られても仕方ない」と、記者の言葉を追認する形で「自供」した。

「自粛期間中の家事はどのように分担しているか?」に...

   会見ではこのほか、活動休止中の渡部さんの自宅での過ごし方についての質問も飛んだ。女性記者から「自粛期間中の家事はどのように分担しているか?」との質問が飛ぶと、渡部さんは、佐々木さんが仕事に出かけている日は自らが中心となって行っているとしつつ、佐々木さんが休みの日に関しては、その日ごとに比率は違うとしながらも、「夫婦で分担しています」と回答した。

   これに対し、記者団からは「佐々木さんが休みの日こそ、渡部さんが全て引き受けるべきではないか?」との質問が飛んだ。すると、渡部さんは自らの思いが至らなかったとしつつ、今後は率先して家事を行っていきたいと回答。前述の「なぜ」に答えなかった時と同様、記者の言葉をきっかけとして、自らの言葉を修正するという「主体性のなさ」が目立つ答えぶりに終始した。

   渡部さんの歯切れの悪さが記者のやる気を奪ったのか、記者会見はこのあたりから、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」の「笑ってはいけないシリーズ」に出演したか否かを確認する脱線気味の質問が相次ぎ、20時台に終了。核心部分になると歯切れが悪くなるという場面が目立った渡部さんの会見は、少なくとも「成功」とはとても呼べないものだった。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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