パワハラ報道の東証一部「Casa」が株価急落 「早急に調査を進める」とコメント、反社交際疑惑は否定

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   家賃債務保証事業を手がける東証一部上場企業「Casa(カーサ)」は2020年12月3日、同社の宮地正剛社長がパワハラを繰り返していたと報じられ、「多大なるご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」とコメントを発表した。

  • 宮地正剛氏(Casa公式サイトより)
    宮地正剛氏(Casa公式サイトより)
  • 社長室に並ぶ社員の家族から贈られた宮地氏の似顔絵(東京証券取引所の上場記念インタビュー記事より)
    社長室に並ぶ社員の家族から贈られた宮地氏の似顔絵(東京証券取引所の上場記念インタビュー記事より)
  • 宮地正剛氏(Casa公式サイトより)
  • 社長室に並ぶ社員の家族から贈られた宮地氏の似顔絵(東京証券取引所の上場記念インタビュー記事より)

一時は1153円まで値下げ

   3日発売の『週刊文春』は、「『電車に飛び込め』『サラリーマンは乞食』 東証一部上場社長の役員"5時間罵倒"音声」と題し、宮地氏の社員へのパワハラを報じた。

   文春のユーチューブチャンネルでは音声も公開され、宮地氏とみられる人物の「お前みたいなクソは地獄に落としてやる」「(俺は)輩は輩で何人も付き合っとるから」などの暴言が確認できる。

   記事では、文春の取材に執行役員が「我々はコンプライアンス上、問題がないと思っています」などと答えていたが、Casaは3日、「本報道によりお客様、お取引先、投資家の皆様をはじめ関係各位に多大なるご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」と公式サイトで謝罪した。

   事実確認のための調査も開始したといい、「早急に調査を進め、調査結果が判明次第、速やかに発表する所存です」としている。また、「記事の一部に当社代表取締役と反社会的勢力との関係を想起させる記事が掲載されておりますが、当社内で確認した結果、現時点でそのような事実はございません」との見解も示した。

   報道を受け、Casaの株価は暴落した。3日の終値は前日比8.48%ダウンの1165円。一時は1153円まで下がった。東証一部での値下がり率は5位だった。

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