米アップルや韓国サムスン電子の動向は?
めまぐるしく情勢が動く半導体業界らしく、ディスコはこのところ、四半期ごとの決算発表に合わせて翌四半期を加えた業績予想を発表している。10月22日発表の中間決算であれば2020年4~12月期についてだ。その予想をみると、売上高は前年同期比18.8%増の1215億円、純利益は19.2%増の231億円と2桁増益を維持すると見込んでいる。
この辺りに先行きについて、市場では「中国のファーウェイが米中対立のあおりを受けるものの、米アップルや韓国サムスン電子がスマホ増産に動いており、ディスコの装置需要は回復基調が続く」(野村証券)との見方が出ている。ディスコ同様に5Gの恩恵を受ける東京エレクトロンやHOYAといった半導体関連銘柄の株価も上値を追う展開にある。それぞれに高値警戒感はあるものの、成長期待がはがれていないだけに上昇基調を維持する可能性がある。