渡部建、絶対に失敗してはいけない記者会見 狩野英孝とベッキーを分けた「差」に学べ

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ウソなく誠実で、しかも、面白ければ許される!?

   これら、ベッキーさんの行動を振り返ってみると、川谷さんとの関係を当初は「友人関係」とウソをついていたことに始まり、その後のテレビ番組で一転して不倫関係を認めるという「情報の後出し」という要素も加わったため、ベッキーさんの一連の謝罪は視聴者に対して非常に不誠実な印象を与えるものになった感は否めない。つまり、渡部さんは会見を行う以上、「ウソをつかない」「情報を小出しにしたり、後から翻したりしない」という絶対条件を死守しつつ、ぶつけられた質問にはすべて答えなければならないのである。

   まさに、絶体絶命と言わんばかりの渡部さんだが、それでも、「謝罪会見のロールモデル」とでも言える例がないわけではない。それは、2017年1月に「フライデー」によって女子高校生との淫行疑惑を報じられて謝罪会見を開いた、お笑い芸人の狩野英孝さんの例である。

   会見で狩野さんは女子高校生から年齢を偽られていたと説明しつつも、「友人関係を経て大人としてお付き合いさせていただきました」と、事態を包み隠さず説明。さらに、女子高校生の年齢詐称に気付いたきっかけについて、「野生の勘っていうか......」と、狩野さんを取り囲んでいた記者団はもちろん、視聴者さえも笑わせる一言を放つなど、「ウソなく誠実で、しかも面白い会見」を行い、見事、世間から許されたのだった。そう考えると、渡部さんが3日の会見にどのような態度で臨むべきかが、おぼろげながら見えてくるのではないだろうか。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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