タレントのりゅうちぇるさんが「多様性」について、あらためて自身の意見を明かした。
りゅうちぇるさんは"ジェンダーレス男子"としてバラエティ番組でブレイク。妻でモデルの「ぺこ」ことオクヒラテツコさんと結婚し、第1子誕生後は、多様性についてメディアで語ることも増えた。
「自分らしく生きていく素晴らしさを、体現していきたい」
りゅうちぇるさんは2020年12月1日にブログを更新し、メディアで多様性について語ることが多くなったことについて、
「テレビに出させていただ僕には想像もしていなかったような、素敵なお仕事をさせてもらっていることに、心から感謝しています。本当に幸せです」(原文ママ)
と明かしつつ、真意が受け手側に正確に伝わっているか不安を覚えていることを告白した。
かつてりゅうちぇるさんは周囲から嫌われないために自身の個性を隠して生きてきたというものの、16歳頃から自身の個性を愛すことができるようになり、家族や仕事、仲間にも恵まれたという。とはいえ、
「不安で、押しつぶされそうになる日もあります」
「家族は、息子は、僕みたいなパパで本当に良かったのかなと思ってしまう日もあります」
と不安感に苛まれることもあるとのこと。それでも、
「もう少し、頑張りたい。世の中を、変えたい」
「息子にも、自分らしく生きていく素晴らしさを、体現していきたい」
とメディアを通じての発信を続けているとした。
しかしりゅうちぇるさんは、
「"多様性について語っているのに自分の意見ばかり伝えて人の話を聞かない"と思われていないか、心配になったのです」
と、自分の意見を押し付けていると誤解されていないかと思うことがあったといい、
「僕は、自分の意見は強く伝えますが、自分の意見を強要することはありません」
と断言。強要しているように見えた時は、自身の力不足であり反省しなくてはいけないと語り、
「自分の言葉や意見を、選ぶ必要はあったとしても、隠すことではないと思っているので、僕が自分の意見を話すときは、強要しているように見えないように、お話しすることを心がけていこうと思います」
と自身の思いを明かしていた。